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「2月9日に昭恵夫人(57)は自身のインスタグラムへ、宮城県気仙沼市でランチを食べたうどん店の前での写真を投稿しています。夫人としては、復興に苦しむ東北を応援したいという気持ちがあったのだと思います。しかし《危機感がないですね》《いいかげんにしろ》といった批判的なコメントも多かったのです。それ以来、インスタグラムは1カ月も更新されていませんが(※3月9日現在)、首相夫人として、状況判断ができていないと言わざるをえません……」

 

そう語るのは全国紙の政治部記者。さらに山形県内に住むスキー関係者は本誌にこんな証言を。

 

「実は昭恵夫人は2月末から2泊3日の“スキー旅行”も計画していたのです」

 

昭恵夫人が訪れる予定だったのは山形県にある蔵王温泉スキー場。彼女は’15年からこの地で、かつてのスキー人気の復活を目指すためのイベント「私をスキーに連れてかなくても行くわよ」に参加していた。地元の観光業者やプロスキーヤーらで構成する「80年代スキー復活実行委員会」が主催しており、昭恵夫人は名誉会長を務めているのだ。

 

「昭恵夫人のスキー歴は30年以上に及びます。『元スキーファンが進化したゲレンデに戻ってくることが地方活性化にもつながることでしょう』と語り、積極的に“広告塔役”を務めていました。2泊3日のイベントで最初の数年は大々的に参加者を募っていましたが、森友学園問題が発覚し、昭恵夫人への批判の声が高まるようになった一昨年からは、夫人が現地をお忍びで訪れるようになったのです」(前出・政治部記者)

 

地方活性化という目的はどこにいったのか、夫人の私的なスキー旅行へと変わっていったようだ。

 

蔵王温泉観光協会に取材すると、担当者は次のように語った。

 

「(『私をスキーに連れてかなくても行くわよ』は)いまでは観光協会は関係がなくなり、有志によるイベントになっています。それでも昨年までは昭恵夫人も参加されていたようですが、今年のイベントはかなり小規模になったと聞いています」

 

その理由は“昭恵夫人の参加が中止になったから”だという。前出のスキー関係者が続ける。

 

「数日前に、昭恵夫人から地元のイベント関係者へ、キャンセルの連絡があったのです。夫人は残念そうにこう言っていたそうです。『夫から、“今回ばかりはスキーに行くのをやめてほしい”と、言われてしまったのよ』と……」

 

安倍首相が大規模イベントの自粛を要請したのが2月26日、全国の学校を休校にするように要請したのは2月27日。まさに昭恵夫人がスキーイベントに参加する直前だったのだ。

 

「政府が国民に“不要不急の外出”を控えるように呼びかけているなか、首相夫人がスキー旅行をしていたことが発覚してしまうと、猛批判を受けかねません。ふだんは昭恵夫人の行動には口を挟まない首相ですが、懇願せざるをえなかったのでしょう」(前出・政治部記者)

 

「女性自身」2020年3月24・31日合併号 掲載

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