大河ドラマ『麒麟がくる』クランクイン直前の沢尻。 画像を見る

「沢尻さん逮捕による賠償金は、総額で20億円に上るともいわれています。しかし、彼女に弁済のあてがあるとは思えません。所属事務所としては、今後も支えていくつもりのようですが……」(芸能関係者)

 

2月6日、沢尻エリカ被告(33)に懲役1年6カ月・執行猶予3年の有罪判決が下った。昨年11月、合成麻薬MDMAを所持していたとして麻薬取締法違反の疑いで逮捕された沢尻。初公判では今後について、こう答えていた。

 

「女優復帰については考えておりません。影響力のある立場の人間としてあまりに身勝手な行為により、多くの方を裏切り、傷つけました。代償はあまりに大きく、復帰を語る資格は無いと思っています」

 

実際、彼女の女優復帰は絶望的だという。テレビ局関係者はこう語る。

 

「スポンサーが敬遠しているため、ドラマや映画に起用されることはないでしょう。可能性があるとすれば、単館上映の映画や舞台などでしょうか。ただ、それだけで巨額の賠償金を返していくのは難しいと思います」

 

そんななか、所属事務所のエイベックスでは沢尻の再起に向けた“ある計画”が進められようとしているという。

 

「実は、『もう一度、沢尻エリカを歌手としてデビューさせよう』という計画が持ち上がっているのです」(音楽関係者)

 

沢尻といえば、’06年の主演ドラマ『タイヨウのうた』(TBS系)で劇中歌と挿入歌を担当。20歳での歌手デビューCDは、80万枚を超える大ヒットとなった。

 

「楽曲ダウンロードやCDセールスなどで、合計10億円以上を売り上げたそうです。’10年のリリースを最後に歌手業から遠のいており、当時のレコード会社との契約は切れています。つまり音楽会社でもあるエイベックスは自分たちの土俵で再生計画を進めることができます。聴きたい人だけがお金を払うので、スポンサーとの調整も不要。そういう意味でも事務所は『女優業より再起の可能性がある』と踏んでいるのでしょう」(前出・音楽関係者)

 

これまでも薬物関連で逮捕されたアーティストはいたが、その多くは第一線に復帰している。別の音楽関係者も続ける。

 

「沢尻さんは歌唱力抜群で作詞もできるとあって、音楽業界での評価も高い。事務所としても『まずは歌手として復帰させて、そこで世間の反応を見たい』と考えているようです」

 

女優を諦め、歌手へ転向。苦渋の決断で、沢尻は再起できるのか。

 

「女性自身」2020年2月25日号 掲載

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