現在は福岡県で芸能の仕事を続けながら、2児の母として子育てにいそしむ中澤さん 画像を見る

「今、モーニング娘。のオーディションの応募可能年齢が小学5年生からなんです。このあいだ私の4年生の娘が『私は無理か~』って言っていました(笑)」

 

そう語るのは今年25周年を迎えた「モーニング娘。」の初代リーダー・中澤裕子さん(49)。

 

現在は福岡県在住で地元のテレビ番組に出演するなど芸能の仕事を続けながら、小学4年生と1年生の2児の母として子育てにいそしむ毎日。もし娘さんが今後モーニング娘。オーディションを受けたいと言ったらどうするだろうか。

 

「受けさせませ~ん。娘が後輩になんて、なってほしくない。現役メンバーもやりづらいでしょ(笑)」

 

1997年9月にテレビ東京系の番組『ASAYAN』のオーディション企画で結成された「モーニング娘。」。結成当時の秘話を中澤さんに聞いた。

 

【1】『愛の種』を5日間で5万枚!? 完売がデビューの条件

 

「今考えたらひどい条件ですよね(笑)。その5日間で大阪や福岡にプロモーションに行ったり、『USEN』さんに行って『ポスター貼ってください!』って言って貼ってもらったり。テレビの取材もしていただいたのですが、その取材対応が『ダメだ!』と番組プロデューサーにすごく怒られて。当時24歳の私がいちばん年上で、私以外は全員10代。だから『中澤がしっかりしないと』とダメ出しされました。でも後にそのプロデューサーさんから『中澤、厳しく言ってごめんやったで。あの当時は俺も苦しかった』と言われました。だけど、あのダメ出しがなければ『ちょっと頑張ったら売れるんでしょ』みたいな甘い考えになってしまって、今の私はなかったかもしれません」(中澤さん・以下同)

 

【2】初代リーダーは飯田圭織の可能性もあった!?

 

「結果5万枚完売して、『お疲れさま』ということでスタッフやメンバーとご飯を食べに行きました。そのとき、当時16歳のかおりん(飯田圭織)がかわいいノリで『私、リーダーやりたい! 絶対リーダーやる~』って言いだして。私は『いいよ。やったら』って感じで(笑)。それでみんなとワイワイしゃべっていたら、当時のマネージャーに『これからメジャーデビューしていくうえでまとめ役が必要なのでリーダーはいちばん年上の中澤で』と言われました。もともと私は協調性がなくてリーダーとか苦手なタイプだったので聞いた瞬間は『えーー! リーダーって何するの?』と戸惑ったのが正直なところ」

 

【3】プロデューサーつんく♂からのライブ後のダメ出し

 

「つんく♂さんからライブが終わったあと、必ずダメ出しがあるんですよ。『年齢や活動期間はそれぞれ違うけど、プロとしてやっていくことに関してはみんな一緒やからな』と。『誰々がすごいとかじゃなくてライブのモニター見て自分たちでチェックして、ほかのメンバーのいいところを盗めよ』って感じで。すごく褒めることはないですが、ときどき『今日の誰々のあれはよかった』ってほかのメンバーの名前が出ると悔しかったりして……。私は全然褒められなくて『中澤は表情が怖いからもうちょっと笑えんか?』とよく言われていました(笑)」

 

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