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愛する人が亡くなった後、受け取るものはお悔やみの言葉ばかりではない。

 

英国シュロップシャーに住むリー・ヒックンさん(53)は、内縁の妻であるサラさん(37)とのドライブ中、車を駐めた駐車場で心臓発作を起こし帰らぬ人となった。

 

その後葬儀を終え、失意のサラさんが受け取ったものは超過の駐車料金と罰金を支払うよう命じるニューカッスル=アンダー=ライム自治区議会からの文書だった。車はヒックンさんの死去後4~5日後にレッカー移動されていたという。

 

サラさんは区議会に事情を説明し、罰金の減額を求めたが、一方的に請求書を送り続けられるばかりだったとSUN紙の取材に対し話す。

 

「当初は35ポンド(約4,500円)だったものが今では75ポンド(約9,500円)に増え、ついには法廷で争うとまで言ってきました。もううんざりです。どれだけ恥をかかせるのでしょうか。私は人生で最も愛した人を失ったんです。こんなケースもあるのだということを、議会にはきちんと知ってもらいたいですね」

 

この件を問われた議会の広報担当者は「残念ながら、まだ死亡証明書のコピーを受け取っていないんです。ですが、請求は取り下げておきます」とコメントした。

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