『NCIS:ニューオーリンズ』の撮影風景(写真:Photofest/アフロ) 画像を見る

米国で人気の犯罪捜査ドラマ『NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班』。そのスピンオフシリーズ『NCIS:ニューオーリンズ』の俳優陣が、制作するテレビ局CBSを訴えたとTMZが報じている。

 

’17年、強盗が宝石店を襲うシーンの撮影中、演技や衣装があまりにもリアルだったために本物の警官隊が出動。俳優陣は銃を向けられ、一歩間違えば銃殺される瀬戸際だったという。このシーンに出演していた2人の俳優が、「白昼堂々、武装強盗シーンをゲリラ撮影し、警察に誤解を与えた上、命の危険にさらされた」としてCBSに訴訟を起こしたのだ。

 

撮影が行われたのは、ショッピングセンター内に実在する宝石店だった。

 

出演俳優は、「周辺店舗や警察には撮影の許可を取ってある」という制作側の言い分を信じたが、スキーマスクをかぶってアサルトライフルを構えた男たちがバンから飛び出し、宝石店を急襲する様子を目の当たりにした隣の店舗のオーナーは迷いなく911に通報。警察にも情報は共有されていなかったようで、間もなく警官隊が到着。強盗の演技をする俳優陣に、実弾の入った銃を向けたという経緯だ。

 

ともすれば殺されていたかもしれないという恐怖がトラウマとなり、俳優2人は今もなおPTSDに苦しんでいるとしてCBSに対し損害賠償を求めていると報じられている。

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