ロックダウンした地域ではボードゲームの需要が劇的に伸びた ※写真は「コロナ」ものではありません(写真:ロイター/アフロ) 画像を見る

ドイツに住む4姉妹が考案したボードゲームが人気を博している。ロイター通信が報じている。

 

シュヴァダラプ家の4姉妹は、ドイツが最初にロックダウンしたとき、自宅で過ごす長い時間を有意義に使おうとゲーム制作に乗り出した。

 

その名も「コロナ」。ウイルスを避けるため家に閉じこもっている高齢の隣人のために、リストに載っている品物を安全に買ってこられるかどうかを競う。プレイヤーは最大4人。アイテムカードを揃えるのが目的だが、ウイルスに罹患して隔離所に送られたり、パスタやトイレットペーパーを買い占める人に見つかってカードを取り上げられたりと、様々な難関が待ち受ける。

 

プレイヤー同士は協力することもできるが、ウイルスを使って妨害することも可能で、飽きずに遊べる工夫が施されている。

 

姉妹は買い占めのニュースや、イタリアでのベランダコンサートの映像などを見てゲーム内容の着想を得たという。娘たちの熱意に動かされた父が、デザイナーにカード、ゲームボード、外装のデザインを依頼し商品化。これまでに2,000セット販売しているが、今後は玩具店と契約し販路を拡大していくそうだ。日本語版の登場が待たれる。

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