世の中、自分が好きな人ばかりならラクですが、誰にでも「苦手な人」がいるものですよね。「どうもあの人だけはダメ!」「あの人、なんかイヤなのよね~」と、あなたも思い当たることがおありでしょう? もちろん私にもそうしたことがあります。

でも、ある日、気づいたのです。苦手意識というのは、苦手と思いこんだら最後、自分の中で風船のようにどんどん膨らんでいくものだと! そう、はじめは「ちょっと苦手」くらいだったものが、「苦手」という言葉を心に繰り返すうちに、「すごくイヤ!」「嫌い!!」というぐあいに、いつの間にか強い嫌悪感へと、肥大してしまうのですよね。

それだけならまだいいのですが、苦手意識の風船が大きく膨らんでくると、その人に対して、どうしても、ぎこちなくなってしまいます。そうした感情を隠そうとすればするほど、どこか不自然さが出てしまうんですね。その結果、相手にあなたの嫌悪感が伝わって、相手もあなたを嫌うようになります。

では、いったいどうすれば良いのでしょうか。苦手意識を持たない工夫はあるのでしょうか。私の経験では苦手意識を最初から感じないようにすること……これは無理です。でも、苦手意識の風船を膨らまさないように自分でセーブすること。あるいは、膨らみかけている風船をしぼませることはできます。何しろ、自分で勝手にどんどん膨らませているのですものね。

私はこのことに気づいてから、こんな工夫をするようになりました。まず、苦手と感じた人の良いところを、真剣に探すようにしたのです。おもしろいもので、その気になって探すと、相手がどんなにイヤなタイプの人でも、必ず何かしら良いところが見えてきます。「あっ、意外に笑顔が可愛いじゃない?」「この仕草、チャーミング!」「けっこう正直なタイプなのね」というぐあいにね。

そして、その人の良いところ見つけたら、必ず褒めるようにもしています。そうすることで、相手が気分を良くしてくれますし、自分自身も良い気分になれるのです。言葉にすることで、「この人にはこんないいところがある」と自分の心に強くインプットできて、自然に苦手意識が薄れるのです。

私はこのように、苦手意識の風船を膨らませない工夫をしてから、どんな人とのお付き合も、楽しく思えるようになりました。あなたもぜひこのコツを覚えて、幸せに過ごしてくださいね。