一生、イヤな気分にならずにすめばいいのですが、それはまず不可能なこと。人と人が関わり合って生きていくのですから、何かと不快なことなどが起こり、気分が腫れない日がどうしてもありますよね。特に朝の目覚めの気分が冴えないと、最悪です。でも、そういう日には、私は必ずベランダに出て、思いきり両手を上に伸ばしてのびをしています。それから、軽く両手を広げて、太陽のパワーが全身にさんさんと降り注いでいることを感じ取りながら、しばらく目をつぶっているのです。すると、心の中がほんのり温かくなってきて、心を覆っている黒雲が次第に晴れてきます。

ただ、お天気の良い日なら、太陽のパワーはたやすく感じ取れますが、曇りや雨の日の場合は、想像力を働かせるしかありません。でも、まばゆい陽の光に包まれているつもりになって想像力を働かせると、だんだん太陽のパワーを感じ取れるようになりますよ。たとえ外が暗い日でも、自分を包んでいるのは、明るい光に思えてくるのです。

私の経験では、気分が晴れない日にもっと必要なのは、外気と外光だと思います。窓を閉め切ったまま部屋にこもっているのは、最も良くないのですよね。まずカーテンを開けて、窓も開けて、あるいはベランダや庭などに出て、う~んとのびをしてから、目をつぶり太陽のパワーを受け止める……これで気分がずいぶん違いますよ。

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