人間というのはたいていちょっとワガママ。何か自分に不利なことやイヤな状況になると、「世の中が悪い!」とか、「あの人が悪い!」という具合に、周りのせいにしがちです。「○○が悪いから、自分がうまくいかない」という具合に……ネ。実際のところ、今の世の中は本当にどうしようもないことだらけ。思わず「世の中が悪い!」と口走ってしまうのは、無理もないことで、周りのせいにしたくなる気持ちもすごくよく解ります。

しかしです。こうして周りを非難することが自分にとってプラスになるかというと、決してそうではないんですね。不平不満をぶちまけて、一時的には気分がスーッとするかもしれません。でも、世の中が、周りが悪いと発想するクセがつくと、「だから私ができなくても仕方がない。あの人が悪いから私がこうなった」という感じで、いつも自分を甘やかすことになってしまうのですよね。その結果、気持ちがますます後ろ向きになり、前に進めず、なお悪い状況に自分自身を押しやることになってしまいます。

ですから、どんなに世の中が、周りが悪い場合でも、非難に終始するのは止めましょう。考えてみると、世の中も人も、完璧なものはないのですから……。完璧は求めず、「まっ、いいか」と大らかに受け止めたほうが良いと、私は痛感しています。そうすることで気持ちがとてもラクになりますし、ひどい状況に置かれたときに、どのように対処すればいいか、その中でどう自分を生かすべきかなど、いろいろと良い知恵や意欲がわいてきますよ。