どんなに意志強固でも、強気で芯がしっかりした人であっても、何かのきっかけで弱気になってしまうことがあります。そのときの対処法は、今までもいろいろとお話ししてきましたが、今日ご紹介するのも良い方法ですよ。それは、自分独自の「呪文」を持つということです。

呪文はどんなものでもかまいません。といっても、黒魔術系統の悪魔を呼び寄せるために使われた呪文はいけませんが……。例えば子供のときにケガなどをして、お母様に唱えてもらった「ちちんぷいぷい」という呪文がありますよね。こうした大人はちょっと……と思えるものであったとしても、あなた自身、それが「弱気な自分を吹き飛ばしてくれる」と固く信じられるなら、じゅうぶん効果がありますよ。

こうした呪文を唱えることは、今でも世界各地で行われていて、西洋では病魔や悪運を退散させるために「アブラカダブラ」と唱えたりします。日本風に言うと密教系の呪文の「アブラウンケンソワカ」ね。どちらもどこかで聞いたことがおありでしょう? そっくりの呪文ですから、このふたつの呪文の発生源は、案外、同じかもしれませんね。また、フランスのオペラ歌手は舞台に出る直前にツバを吐いて「merde merde merde」と唱えるとのこと。ちなみに私の場合は、ちょっと気弱になったり、気持ちが波立ったときに、まず深呼吸をして、額のまん中を軽くなでながら、「セフィラー セフィラー」と数回唱えています。すると気持ちがスーッと落ち着くのです。

なお、ご自分で呪文をつくるのもいいことだと思いますよ。自分の名前を入れたりしても楽しいでしょう。要するに大切なことは、これは何度もお話ししていることですが、呪文を唱えることで気持ちを切り替われば良いのです。「弱気」「不快」「落ち着かない」といった気分が長く続くと、その積み重ねで不運を呼び込んでしまうからです。