「どういうわけか、私を理解してくれないんです。主人も、それに両親まで! 私、頑張っているんですよ、一生懸命に! もう、情けなくて、悲しくて……」 以前、このような不満を訴えられた方がいらっしゃいました。誰しも多かれ少なかれ、「理解されない」という不満を持つときはありますよね。そんなとき、あなたならどうされますか? 理解してもらえるように、自分のことや気持ちを熱心に、解りやすく話す? もちろん、それも大切なことですね。

でも、私は「理解してもらえない」といった状況になったときは、まず、自分自身が相手を深く理解するように、努力することが必要だと思っています。そう、自分の考えや意見を話すのはひとまず中断。他の話しに切り替えて、相手がどのような考え方をしているのか、訊き出すのね。訊くと言っても尋問口調にならないように、四方山話をする感じでリラックスしてね。自分が話すよりもより多く相手の話しに耳を傾けるようにするのです。すると、相手が身内であっても「えっ! こんなこと考えていたんだ!」など、何か発見があります。つまり、自分も相手を理解していなかったことに気づくわけね。それと同時に、相手の考えに同調できる部分や、自分とぴったり一致する部分も見えてきて、なんだかホッとしたり、嬉しくもなります。

これは相手も同じ。このようなオシャベリをすることで、あなたのことがいろいろと解ってきます。こうなればもう大丈夫。お互いにずっと理解が深まっていますから、あらためて自分の気持ちや考えを話せば、相手はそれをスムーズに理解し、受け入れてくれますよ。繰り返しますが、自分を理解してくれないと思ったら、まず自分から相手を深く理解するように心がけることが大切なんですね。