さて、これから「石の浄化」について、具体的にお話ししますね。でも、「石の浄化ってほんとに効果的なものなの?」「はっきりわかるような、客観的な変化でも現れるのかしら?」と、疑問を持たれる方も多いでしょう。残念ながら、これは元来、そうした科学的領域のことではありません。前回お話しした神社の「清め水」、葬儀の後の「お清め塩」、建築する際に行われる「地鎮祭」と同じこと。誰もが心を無にして、その気になって儀式を行う、それが前提の話なのです。すなわち、「浄化」という「儀式」は、あくまでも先人から伝えられた形式に習った、精神的な行為と言えるのですよね。

ところで、石の浄化の具体的な方法はというと、これが実に様々。太陽光による浄化、月光による浄化、流水による浄化、天然塩による浄化、お香やホワイトセージ葉の煙による浄化、土に埋める浄化、水晶クラスターや水晶のサザレチップによる浄化、共鳴音による浄化、想念による浄化など、それこそ、たくさんの方法があります。これでは、迷ってしまいますよね。

でも、これらの浄化法の中で、どれが一番効き目があるといった優劣はありません。ただ、注意しなければならないのは、石の種類によって向く浄化の方法と、向かない方法があることです。それぞれの石の適正な浄化法は、お話ししていきますので、それを参考にしながら、直感的にこれが良さそうと感じる方法で行ってみましょう。それから、ご自分でいろいろ試して、最終的にあなたが気に入った方法をとられるが一番良いと思います。

では、その浄化法をいくつか、ご紹介しましょう。

●太陽光による浄化

太陽の光にはポジティブなエネルギーが満ちあふれています。この陽のエネルギーを石に注いで、石に閉じこめられたネガティブなエネルギーをポジティブにリセットしようという考えから生まれた浄化法です。とても簡単な方法で、太陽の光に石を1時間~半日くらい当てれば、じゅうぶんに浄化されます。

ただし、紫外線に弱く、日光に当てると変色する可能性のある石もありますから、気をつけましょう。次の石たちは太陽光による浄化にはあまり適していません。アメジスト、アンバー、カーネリアン、カルサイト、カルセドニー、クンツァイト、シトリン、スギライト、ターコイズ、チャロアイト、ローズクォーツ、ロードクロサイトなどです。でも、アメジストやローズクォーツは、1時間以内でしたら、太陽光で浄化してもOKです。

●月光による浄化

月の満ち欠けによって、地球の潮の満潮、干潮が決まるように、月もまた私たちに多大な影響を与える身近な衛星です。月の光はご存知のように、月自身から発せられる光ではありません。でも、それ故に優しさにあふれ、ミステリアスでロマンティック! 月光浴という言葉もあるように、降り注ぐ月の光を浴びると心身が癒されると、昔から言われてもいます。

したがって、月光による浄化は、月の光が輝きを増していく新月から満月に向かう間が良いとされています。当然、月の光が最も多く降り注ぐ、満月がベストということになりますね。浄化の仕方は、「太陽による浄化」と同様で、石を月の光にあてるだけ。月がきれに見える晩に、屋外(ベランダでもOK)で石に月光浴させます。時間的には1時間~3時間くらいで大丈夫です。なお、この浄化法は、前記の太陽光に不向きな石たちにはぴったりの方法。また、月の女神のパワーが宿るとされるムーンストーンには、特に合います。

今回は太陽光と月光という光による浄化をご紹介しましたが、大切なのは、形式よりあなたの気持ちです。せっかくあなたの手元にやって来た石なのですから、その旅の疲れを癒してあげる気持ちで、浄化してあげましょう。また、これからずっと親しくお付き合いする石でもあるのですから、門出の祝宴のつもりで、石にあなたの想いを込めてくださいね。英語ではこうした儀式をクレンジング(Cleansing)とチューニング(Tuning)と表現しています。つまり、「浄化して自分と波長を合わせる」という考えがあるのですよね。

他の浄化法については、次回にお話ししましょう。