「水晶」はクォーツ(石英)の中の無色透明な石を指し、その形状や内包物(インクルージョン)によって様々なバリエーションがあることを前回お話ししました。でも、パワーストーンを扱った書籍の中には、クォーツ全体を「水晶」カテゴリーとしているものが散見されます。これはたぶん、「水晶」という言葉を、より広義に解釈した結果でしょう。ここでは、「水晶」を「クォーツの中の一部の石」という立場からお話を進めますね。

水晶は、一般的には「水晶」=「ロッククリスタル」と定義されています。「水晶」は読んでその字のごとく「水の結晶」、すなわち「氷」を意味しています。一方、「ロッククリスタル」は「クリスタルの塊」ですが、「クリスタル」とは何を意味しているのでしょう。実は、「クリスタル」の語源はギリシャ語の「krustallus (クリスタロス)」ということで、その意味は「氷」なのです。

すなわち、「水晶」はその石が発見されたときの第一印象が、あの清らかな「氷」だったのでしょう。ただし、和名「水晶」には「水精」とい言われた歴史があるとされています。この石には水の精が宿るといった、スピリチュアルな受け止め方が古くからあったようですね。

では、水晶の様々なバリエーションを少しずつ見ていきましょう。

●クラスタークォーツStone_0611201

写真のように、いくつもの水晶が並び立っているひとかたまりの水晶原石をクラスタークォーツと呼んでいます。「石の浄化」ですでにご紹介したように、クラスタークォーツには、きわめて強力な浄化力があるとされています。他のパワーストーンに宿ったネガティブな波動を、ポジティブな波動にリセットしてくれるパワーがあるというのですよね。

つまり、クラスタークォーツというのは、いくつもの水晶の結晶がその母岩を共有して、その上に並び立っているために、ひとつひとつの結晶のパワーが共鳴し合い、増幅されるわけです。その結果、強力なパワーが生まれ、時として他の石の物理的損傷を回復するとまで言われています。

また、石の形状的な波動効果としては、浄化以外にも、場の調和、人と人との調和といった、平和と安らぎをもたらすことがあげられます。したがって、人間関係がトゲトゲしい職場や、家族関係がギズギスした家庭の居間などに置くと、とても良いのです。そうした問題点の改善をこのクラスターに願えば、いつの間にか明るい人間関係が回復するでしょう。

さらに、調和のパワーは、孤独からの解放にも役立ちます。ご自分の悩みを誰にも話すことができず、ただひたすら孤独になり、引きこもりがちでしたら、ぜひ、クラスタークォーツを身近に置いてみてください。そして、毎日、なるべく明るい考え方を持つように努力しましょう。きっと、心から打ち解け、話し合える友人に、巡り会えるようになりますよ。