鉱物学者ではない私の語感から言えば、「水晶」と言える石たちは「クォーツ(石英)の中の透明な六方系結晶構造をもつ石」なのですが、学術的な分類では色のついたクォーツも「有色水晶」として扱われています。その代表的な石たちは「アメシスト」、「ローズクォーツ」、「シトリン」、「スモーキー・クォーツ」です。ご存知のとおり「アメシスト」は「紫水晶」とも言いますし、「ローズクォーツ」は「紅水晶」、「シトリン」は「黄水晶」、「スモーキー・クォーツ」は「煙水晶」という「水晶」の文字が入った和名をすでに持っています。そういうわけですから、それらの石を「水晶」の仲間として、お話しすることにしますね。

では、この有色水晶を代表する四つの水晶をご紹介しましょう。

● アメシスト

Stone_070105 本来、無色透明に生成される水晶にごく微量の鉄分が含まれ、それが地中での複雑な化学反応の影響を受けると、写真のような美しい紫色の水晶、すなわち「アメシスト(Amethyst)」が誕生します。色が美しく、高品質の石は高価なジュエリーにも使われ、きわめて人気の高いパワーストーンと言えます。

さて、あなたがアメシストに何か特別に惹かれたり、興味を持ったり、あるいはひょんなことからアメシストを手にすることがあった場合は、あなたはいったいどんな状態にあるのでしょうか。それは、あなたの精神的な成長が一段と高まりつつあるという暗示なのです。ですから、素直にこの石を受け入れ、大切にしてあげてくださいね。

アメシストには水晶が元々持っている浄化のパワーがありますが、この石が持つ「紫」という色には、さらに素晴らしい秘密があります。紫は、洋の東西を問わず、宗教的な儀式で必ず使われるように、霊的な次元を高める働きがあります。アメシストを身につけたり、身近に置くとあなたの心が癒されると同時に、あなたの心が高い次元へと成長し、冷静な判断力や直感力を備えるようになるのです。

アメシストは愛の願いを叶える石とも言われます。でもそれは、肉体的な欲望からの愛ではなく、精神的に充実した「真実の愛」を求めるようになるのです。また、家族や職場の人間関係において、「慈悲深い人間愛」に目覚めるようにもなるでしょう。なお、クリスタルヒーリングの世界では、こんなことも言われています。眉間のところにある「第三の目」にアメシストを乗せ瞑想すると、魂への窓が開くと言われているのです。とても興味深いことですよね。

ただし、この石の扱いにはひとつだけ注意が必要です。強い日光に長く当てておくと、せっかくの紫色が退色してしまう性質があります。石の浄化を行うときは、太陽光は避けるようにしてくださいね。