Stone_071112「プレナイト(Prehnite)」という石をご存知ですか? この鉱物名は石の発見者であるオランダの軍人・ヘンドリック・フォン・プレーン大佐(1733-1785)にちなんで、氏の死後、1789年に命名されました。実は鉱物名に個人の名前が冠された初めてのケースなのです。では、この石の和名はというと、これが「葡萄石(ぶどうせき)」と言います。この名前には英名との関連性はありませんが、私は、むしろ和名のほうが、この石の特徴を端的に表していて好きです。何故なら、この石は玄武岩などの火山岩の割れ目や空洞に、沸石や方解石といった他の鉱物と一緒に産出されますが、その形状が、まるで大粒のぶどうを思わせる粒状の集合体となっているのです。

石の色も、白や無色、黄色、灰色などがあるにはあるのですが、たいていは薄い緑色。まさにぶどうのマスカットを思わせる独特な美しい色合いをしています。プレナイトは世界各地で産出される石ですが、特に、オーストラリアやスコットランドで産出される透明度の高いものが有名です。これは宝石としての価値も認められ、さまざまなカットが施されています。中には繊維状の結晶をもつ「プレナイト」もあって、これは光の縦筋(キャッツアイ効果)が現れるようにカボションにカットされ、収集家の間で珍重されています。また、「プレナイト」の最初の発見地である南アフリカ産のものは、「ケープエメラルド」という名前で、装飾用素材としても流通しています。

では、こうした「プレナイト」はパワーストーンとしてはどのような効用があるのでしょうか? 私はこの石を掌にのせ目をつむると、実に穏やかな波動が伝わってくるのを感じます。原稿の締め切りが重なって、気持ちに余裕がなく、多少いらだった気分になっているときなどに効果的。この石は気持ちを鎮め、落ち着かせて、忍耐力を回復させてくれるのですよね。プレナイトは瞑想をしたいときにも最適です。軽く手に握って目を閉じると、心の中がどんどん無の状態になって、とても幸せな気分になれます。

瞑想のトレーニングを積んだ人の場合は、プレナイトを持つと、宇宙エネルギーとの一体化を実感でき、さまざまな叡智を授かるとか。その結果、物事の本質や真実が見抜けるようになり、予知能力も促進されると言われています。

もし、あなたが「プレナイト」と出会い、強く惹かれるようであれば、あなたには今この「プレナイト」が必要だと言えますよ。あなたの身にのしかかっている何らかの過剰なプレッシャーが、あなたの理性と感情のバランスを崩している状態にあるはず。「プレナイト」はそんなあなたにそっと近づいて、心の安らぎを回復できるよう手助けをしてくれます。場合によってはさらに、あなたをより高次な領域へといざない、「天とつながった」と実感できるような至福の喜びを与えてくれるでしょう。