「トパーズ」の霊力を語るうえでよく引き合いに出される話があります。それはユダヤ教の祭司の胸当てにつけられているトパーズです。この話の元はというと、なんと、旧約聖書の出エジプト記にまでさかのぼります。出エジプト記の39章に「神はモーゼに対して、彼の兄・アロンのために12個の宝石がちりばめられた胸当てをつくるように言われた」ということが書かれているのです。この12の宝石はイスラエルの12の部族を象徴するそうですが、その中に「トパーズ」がはいっているのです。やがて、この12個の宝石は、12ヶ月の誕生石に生まれ変わり、時代と共に石の種類なども変わりましたが、「トパーズ」は現代になっても健在。11月の誕生石として世界的に親しまれています。

Stone_080408_2そう言えば、だいぶ以前の話になりますが、私の知り合いが「ブルートパーズ」のペンダントを身に着けているのに気づきました。白いセーターの上でまぶしいほど輝いているペンダントを見ながら、「誕生石ということで?」と何気なく訊きました。その方は11月生まれの蠍座ということを私は知っていましたから、そうに違いないと思ったのです。ところが、彼女は「トパーズ」が11月の誕生石であることさえ知らなかったとのこと。「見ていたら急に欲しくなって、衝動買いをしてしまったんです」というお返事でした。

「でも、このペンダントを身に着けてから、不思議に怖いということがなくなったんです」彼女はもともと極端な怖がり屋さんで、怖くなると部屋中の電気を点けたままベッドに入ると聞いたことがあります。「そのペンダントを買う前に、何か嫌なことがありました?」「実はあったんです! 変な電話が毎晩のようにあって……。それが、ピタッと止まったんです! このペンダントのお陰かしら?」

長年、石たちと関わっていると、このような場面に遭遇することがたびたびあります。膝が痛くてたまらなかった方が、私がたまたま持っていた水晶ポイントをお貸ししたら、その場で嘘のように治ってしまった例もあります。また、私自身も行き詰った精神状態を石によって何回も救われた経験があります。でも私は、それが石たちのパワーであると確信できることでも、断定的に「そうです!」という言葉は慎むようにしています。ですから、その知り合いの方にも、「それはトパーズの効果に間違いはありません」とは断言しませんでした。私が信じるように、その方もご自身で、ご自分の経験や体験を通して信じるかどうかを判断することが大切だからです。

もし、あなたがまだ、そうした石に関する経験をされていなくて、「ブルートパーズ」や「インペリアルトパーズ」など、「トパーズ」族のいずれかに惹かれ、どうしても欲しいと思うなら、迷わずご自分のものになさってくださいね。何故なら、そういうときのあなたの心は、子供のころからのトラウマや精神的なストレスによる恐怖心でいっぱいのはず。その辛さから一刻もはやく抜け出したい状態であると思うのです。「トパーズ」はきっと、そんなあなたに寄り添い、不安な気持ち、強い恐怖心をスポンジのように吸いとってくれますよ。たぶん、気がついたときには、あなたは何者も恐れず、自信と博愛に満ちた前向きな生き方をしていることでしょう。そして、さらにあなたの努力が加われば、創造性や感受性を豊かにしてくれる霊的な能力もトパーズが発揮してくれるようになると思うのです。