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大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)も発売中の“世界一ゆるい70代”となった蛭子能収(71)が、読者からの相談に答える!

 

【Q】「結婚を考えている彼氏はお人よし。困っている同僚がいれば手伝ってやったり友人におごったり。誰にでもいい顔をするところが不安。彼と一緒になってもいいと思いますか?」(こうきれんさん・23・長野県・会社員)

 

【A】「お人よしの男は、ギャンブラー失格。結婚するなら冷徹な勝負師を選べ!」(蛭子能収)

 

結婚相手としてどうかはともかく、ギャンブラーとしては失格です。お人よしの人は勝負師として大成しません。たとえば、彼が友だちと一緒に競艇に行って、自分だけ勝ったとしたら、情にほだされて友だちにご祝儀としてチップを渡したり、お酒をおごったりすると思います。そんな人は非情な勝負の世界で生きていけません。

 

そんなオレも、この前「ボートレース平和島」の4レースで200円分買っていた舟券が5万900円の高配当に。10万円ぐらいもうけたんです。レース前に「そんなの来るわけない」と言っていたマネージャーは、当たったとたん「さすが蛭子さん!」と、何か期待しているんですよ。そこでご祝儀として5,000円渡したんです。1人で来るときはいつも当たらないのに……。

 

その後のレースは予想がさえず、マネージャーに「さっきのお金、返してよ」と言ったら、すごく軽蔑した顔で見られました。あんな冷たい視線を浴びたのは人生初。結婚するならオレのマネージャーのような冷徹な人がいいですよ。テヘッ!

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