〈先生方におかれましては、パーティ券の販売をお願いさせていただきます。※原則として、当選回数×20枚となります〉

 

永田町にあらわれた前代未聞の文言が、話題を呼んでいる。経緯はこうだ。橋下徹大阪市長(43)と、石原慎太郎衆院議員(80)が率いる「日本維新の会」が、6月6日に東京で初めて1千人規模の政治資金パーティを開催する。

 

国会議員団幹事長の松野頼久氏(52)が各議員に送付した〈政治資金パーティ開催のご案内〉と題した1枚のA4ペーパー。その備考欄に、冒頭の記述があるのだ。

 

「ここまで書面に堂々と記載するなんて聞いたことがない。パーティ券の販売では、いままでも個々の政治家のキャリアによってノルマが課せられてきた。でも、あくまで暗黙の了解という口頭での約束ですよ。政治家はセールスマンじゃないんだから」(自民党のベテラン秘書)

 

日本維新の会は、衆参合わせて57人。そのほとんどを占める1年生議員のノルマは20枚=40万円となる計算だ。平沼赳夫代表代行(73)は当選回数11回と突出しているため220万円。石原代表は9回だから180万円。日本維新の会国会議員団本部事務局によれば、1年生議員へ“目安”を知らせるための配慮であり、ペナルティもないというが――。

 

「恥も外聞もなくノルマを明記するのは、苦しい台所事情のあらわれ。そもそも今夏の参院選挙では最低3千万円かかるが、候補者の自己負担。先の衆院選でも、党のサポートが得られず、落選した候補者から“やらずぼったくり”という怨嗟の声が出た。今夏の参院選も100人以上擁立するが、こんな条件でまともな候補者が集まるとは思えません」(自民党関係者)

 

(週刊FLASH4月30日号)