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3日、中国が開催した「抗日戦争勝利70年」軍事パレード。プーチン、朴槿恵の両大統領と並び、得意絶頂のはずが、この日、習近平(62)は終始、不機嫌だった。

 

「軍事パレードに集まった国はアフリカや中央アジアなど、中国が援助している“援助交際”の相手ばかり。欧米の主要国からはそっぽを向かれてしまった。習近平は完全にメンツをつぶされた。仏頂面も当然です」(産経新聞中国総局特派員・矢板明夫氏)

 

不機嫌な理由はほかにもある。

 

「失脚説まで出ていた江沢民(89)などの長老連中が、健在ぶりをアピールすべく、表舞台に出てきてしまった。江沢民は、習近平にとってはかつての師匠。胡錦濤(72)は軍の人事権を握り、側近を幹部に送り込んでいる。一緒に並べば位負けしてしまうわけで、晴れ舞台を奪われて面白くないでしょう」(矢板氏)

 

今回の軍事パレードは、経済破綻の危機にあえぐ国内向けのメッセージでもあった。だが、庶民は不満たらたら。

 

「食事をしようと思って外に出たら、全部閉まっていてご飯も食べられない。マンションの入口は5つもあるのに4カ所も閉鎖されてしまった。家に帰るのも遠回りしなくちゃならないし、最悪です」(日系企業従業員)

 

経済界からも恨み節が漏れる。

 

「青空を守るという理由で北京周辺の工場がいっせいに操業停止にされたが、うちのような製鉄所の溶鉱炉は、いったん止めると壊れてしまうんだよ。去年のAPECでも溶鉱炉が停まって、新しく設備を入れ替えてまだ1年もたっていないのに、またもや操業停止。大損だよ」(製鉄所社長)

 

今回のパレードにはスーダンのバシル大統領も参加した。30万人を虐殺して国際指名手配されている人物だ。「世界中から『習近平は反ファシズムのイベントにファシストを招いた』と笑われている」と矢板氏。

 

「習近平は今回の軍事パレードで国内外に権力を誇示し、自分は『皇帝』だと宣言したかった。でも、結局、皇帝にはなれなかった」(中国に詳しいジャーナリスト・相馬勝氏)

 

これでは笑う余裕もないか。

 

(週刊FLASH9月22日号)