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「蓮舫さんが都知事選に出馬しないと党幹部に伝えたのは本当です。彼女自身には出馬する意欲が“ビンビン”にあったのですが……」(民進党参院議員)

 

舛添要一東京都知事(67)の辞意表明でスタートした次の都知事レース。民進党の蓮舫代表代行(48)が先行していたのは間違いない。

 

2010年の参院選(東京選挙区)で約170万票を集め、断トツで当選。蓮舫氏の都知事選擁立に動いた、民進党東京都連会長の松原仁衆議院議員が言う。

 

「説得しきれなかった党幹部の責任は大きい。(蓮舫氏以外の候補は)まったく白紙ですから」

 

蓮舫氏が都知事選出馬を表明し、参院選と連動して自公政権を追いつめようと民進党都連は考えていた。だが……。

 

「彼女が所属する派閥の親分である野田佳彦前首相が、都知事選出馬に反対していた。理由は3つ。まず参院の議席が1つ減る。次に、党務ができなくなるので、党の貴重な戦力が失われてしまう。最後に、彼女に対する個人攻撃が始まるのを避けたい。自民党は徹底的にイメージダウンを狙ってきますから」(民進党関係者)

 

蓮舫氏出馬なら、共産党が後押しする動きもあった。それでも決めきれなかったのは、橋下徹前大阪市長(46)が出馬する可能性があるから。2人連続の都知事辞任で、安倍晋三首相(61)は“製造者責任”を問われている。

 

「自民党本部では、『自公色のない人物』に加え『行政手腕のある実務派で勝負すべき』という声がある」(自民党職員)。

 

ただ、都知事選は1000万人超の有権者が一人の首長を選ぶ直接選挙。知名度は絶対的に必要な条件だ。これらの条件を揃えるのが、橋下氏というわけだ。

 

「自民党内の反発は根強いが、彼と良好な関係がある首相と菅義偉官房長官が、出馬要請に乗り出すだろう。橋下氏の実績を強調し、党内を説得する」(官邸担当記者)

 

 

ある民進党議員秘書は、「安倍首相が頭を下げて頼めば、橋下さんも受けざるをえないでしょう」と、自公が進める橋下氏擁立に警戒を強める。

 

かつて大阪都構想で火花を散らした、橋下氏と公明党・創価学会だが、その間には現在、しこりはないという。創価学会と太いパイプを持つ菅官房長官が仲介役を務め、いまでは反橋下色が弱まっているからだ。

 

「東京の信濃町に本拠地を置く学会にとって東京は聖地。学会と共産党は不倶戴天の敵といわれており、共産党と民進党の共闘が実現するなら、無視するわけにはいかない」(自民党議員秘書)

 

東京都知事・橋下徹は、都民にとって幸か不幸か。

(週刊FLASH 2016年7月5日号)

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