2月15日、ロシア・チェリャビンスク州に落下し、甚大な被害をもたらした隕石。

今回も隕石の落下直後から、転売で一攫千金を目論む”ハンター”たちが押し寄せ大騒動になっているという。過去に発見されたもので、70センチ大で3億円という超高値がつくケースもあるが、ひと口に『隕石』といってもその種類で値段はピンキリのようだ。

 

「隕鉄は流通量が多く、値段は高くありません。石鉄隕石は見た目も美しく数も少ないため高め。ちなみにロシアに落ちた隕石(石質隕石)は1グラム約500円くらい」

 

そう話すのは、国立極地研究所教授で、隕石キュレーターの小島秀康さん(61)。小島さんによると、種類や希少性、大きさなどで価格は変わるという。隕石は、おもに隕鉄、石鉄隕石、石質隕石の3種類に分類でき、落下場所によって隕石名が決まることが多い。物体を隕石と証明するには国際隕石学会の承認が必要で、承認されると、隕石として同学会に登録されるという。

 

「日本では国立極地研究所や国立科学博物館などを通じて申請します。費用はかかりませんが、鑑定書は悪用されるケースがあるため、出していません」(小島さん)

 

また、ネットなどで隕石を買い求める際には偽物が出回ることもあるため、注意が必要だ。地学研究家の江口あとかさん(36)は、本物と偽物を見分けるポイントを次のように解説する。

 

「隕鉄は表面をエッジングして、幾何学模様が現われれば本物です。石鉄隕石は偽物を作るのに材料費がかかりすぎるといい、ほとんど偽物は出回っていないと聞きます。石質隕石の一種であるコンドライトは、表面に粒状のものがあるか確認しましょう」

 

石ころを隕石と見間違わないよう細心の注意を!

 

(週刊FLASH 3月12日号)