英国ロンドンに本社を置くBT(ブリティッシュ・テレコム)の日本法人であるBTジャパン社長の吉田晴乃氏が、経団連初の女性役員に登用されることが内定した。

 

彼女を取材したことのある業界紙の記者は、「とにかく、はつらつとしているし、何事にも前向きな人なんです。颯爽としていてカッコいい女性です」と、その日本人離れしたルックスと前向きな姿勢に驚いたという。見た目のド派手さもさることながら、吉田氏は破天荒な半生を送っていた。

 

もともと三姉妹の次女。「自分は独立心が強く、個性的というか変わり者」と雑誌のインタビューで答えている。ミッション系女子高時代は落語研究会に入り、「世間亭はばからず」という芸名で噺をしては周囲を笑わせていた。カナダ人と国際結婚しカナダへ移住したが離婚。

 

今度は娘とアメリカに移住し、NTTアメリカなど通信事業の会社を次々渡り歩く。’12年にBTジャパンの社長に就任。シングルマザーとして子育てしながら、世界的な通信事業会社の日本法人社長にまで上りつめた、“逆輸入美女”なのだ。

 

「一見、いかにも外資系のキャリアウーマンといえる容貌ですが、非常に穏やかな話し方をする女性です。職場でもスカート姿が圧倒的に多く、女性であることが前面に出ても嫌みがないです」(外資系企業のヘッドハンター)

 

これまで経団連の役員といえば三井、三菱など日本を代表するお堅い企業のトップが就任するポスト。過去に女性はゼロ。旧態依然とした男社会に風穴を開けるのに、彼女は十分すぎる存在感だ。前出の、外資系企業のヘッドハンターはこう続ける。

 

「日本でのBTジャパンの主力業務は法人向けの通信インフラ構築とサーバー業務が中心です。どちらも値引き合戦になりがちな商品ですが、BTジャパンが勝ち抜いてこれたのは、吉田社長の営業力や駆け引き能力の高さがあったから。今回の経団連役員就任も、名誉のためというより、政財界との太いパイプを狙ってのことだといわれています。役員就任のために相当なロビー活動をしたのではないでしょうか。マイナンバー制度の導入にともなうサーバーの増設など、官制受注への期待は大きくなっていますから」

 

吉田氏にインタビューを申し込んだが、英国本社から「ネガティブ」とのお答え。「世間体はばからず」が経団連に旋風を巻き起こす。

 

(週刊FLASH3月10日号)

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