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ついに抗争勃発か!10月6日、長野県飯田市の温泉施設の駐車場で暴力団関係者が銃撃され、翌日に死亡。8日には山口組系暴力団の幹部が殺人容疑で逮捕された。山口組から分裂した神戸山口組への移籍をめぐるトラブルが原因も報じられ、全国の関係者に戦慄が走った。神戸山口組幹部は主張する。

 

「これは抗争じゃない。殺された男は金銭トラブルを理由に破門されていたと聞いている。ウチの系列の組へ移籍する予定だったというが、ヤツと盃事を交わした人間はいない。警察がそういう理由を吹聴しているなら、抗争事件にしたいと考えてのでっち上げだ」

 

今回の銃撃事件がすぐさま抗争につながるわけではないようだが、当局による組関連施設へのガサ入れが連日のようにおこなわれるなど、きな臭い動きは続いている。暴力団組員の間に緊張感の漂うなか、彼らを陰で支える“極道の女たち”も眠れぬ日々を過ごしているという。

 

特に出て行った側である神戸山口組の女たちは張りつめた心境にあるようだ。系列団体組長の妻が明かす。

 

「(神戸山口組側の妻たちは)脱退については具体的に聞いていなくても、みな予想がついていたのではないでしょうか。ただ万が一抗争になれば、自宅と団体事務所が隣接している場合も多いし、当番の若手が自宅に常駐しているので、そこを狙われることになる。予防措置を取るために情報が必要です。組長のパートナーである各組の“姐”だけで定期的に会合を持ち、情報交換を欠かしていません」

 

一方、残った側である、山口組傘下の組幹部の妻はこう語る。

 

「それが今のところ、あまり変化はないんですよね。主人も知り合いから『実際のところ、どういう展開になりそうなの?』と聞かれているんですけれども、『抗争なんか起こるわけない』と涼しい顔で答えています。2年くらい前に“待機(組事務所への待機命令)”がかかったときは、3日くらい帰ってこなくて無性に不安でたまらなかったんですけれども、今回はまだ“待機”はありませんからね」

 

ただ、報道で山口組という名前を見るたびに、ドキッとするという。

 

「暴排条例ができてから、組員は銀行口座を開設することもローンを組むこともできなくなりました。アパートも借りることができません。さらに、住んでいるところに住民票を置いていなかったという理由だけで、主人の周囲でも何人かが捕まっています。抗争が起き、これ以上絞めつけが強くなれば普通に生活していけません」

 

また、別の山口組傘下の組員を父に持つ20代の姉妹は、いまの心境を本誌に告白してくれた。

 

「最近のニュースは食いついて見ています。理解できないんですよ。なんで分裂なんかするんだろう。もうお父さんには刑務所に入ることなく生きてほしい」(次女)

 

「山口組のニュースが流れると、お父さんじゃないかなって、すぐにLINEを送るんです。安否確認ですよ。お父さんにはお父さんの人生があることは少しずつわかってきたけど、ヤクザの世界で頑張らないでほしい」(長女)

 

暴力団組員を家族に持つ。それは並々ならぬ苦労の連続だ。双方引くに引けず、混迷の度を深める山口組の分裂騒動。その陰に、息を潜めて事態の推移を見守る女たちの姿があるのだ。

 

(週刊FLASH10月27日号)