美智子さまの”親友”が明かす「皇后さまの知られざる慈愛」

「いつのまにか、皇后さまが私の車椅子を押してくださっていたんです」と、感激を語るのは『ねむの木学園』園長の宮城まり子さん(85)。

1211日、美智子さま(78)は学園創立45周年を記念して開催されていた『ねむの木のこどもたちとまり子美術展』を鑑賞された。ご案内役の宮城さんは3年前に転倒して以来、車椅子を使用している。美術展会場では学園の女性が、宮城さんの車椅子を押していたのだが――。

「美智子さまが女性に、そっと目配せなさって、車椅子のハンドグリップを握られたんです。自然な物腰でいらしたので、ご説明に夢中になっていた宮城さんは、初めのうちは気づいていませんでした」(美術展の関係者)

美智子さまと”親友”の宮城さんの交流は36年前にさかのぼる。宮城さんによれば、「’76年に、当時は皇太子妃でいらした皇后さまから、『学園の子供たちの絵を見せていただけますか』というお話があり、参内いたしました。東宮御所の応接室で絵を広げるたびに、『まぁかわいい!』『きれい!』と褒めていただいて。そういえば、真っ赤な花の咲くねむの木を頂いたことがありましたね」

美智子さまの美術展ご鑑賞は、’07年の学園40周年美術展以来のことだった。実は5年前には、園生がお帰りになる美智子さまを追いかけていって、『皇后さま、帰っちゃイヤです』と、お車に乗り込んでしまったハプニングもあったという。

「今回は、私が寂しくなって、『帰っちゃイヤです』と申し上げたら、『ごめんなさいね。次の予定があるのよ』って」。そして、お別れのとき美智子さまは、腰をかがめ、両手で宮城さんの手を握りしめられた。

「こんなに長い間手を握っていただいたのは初めてでした。私のほうが年上なのに、甘えてしまって恥ずかしいですね。いま思います。本当に皇后さまは”日本のお母さん”だと……。車椅子も握手もすべてがお優しく、うれしかったですね」

 

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