日銀の白川総裁が辞任を発表すると、6日の日経平均株価は4年4カ月ぶりに1万1300円台と、リーマン・ショック後の最高値を更新した。まさに上げ上げのアベノミクス。では、必勝銘柄はどう見極めたらいいのか。産業タイムズ社社長の泉谷渉氏に聞いた。

 

「負け組が勝ち組になり、勝ち組が負け組になる。白と黒がころころとひっくり返る。つまりオセロですよ」という状況で、まず泉谷氏がすすめるのは輸出関連銘柄だ。

 

「円安で、韓国や中国製品に対して価格対抗力が出てきている。1ドル100円になれば、ほとんど遜色ありません。価格が同等なら、どう考えても日本製品のほうがいい。もう一度日本ブランドが復活する。自動車や電機は間違いなく巻き返します。すでに韓国のヒュンデがアメリカでトヨタに負けつつある。トヨタ関連でデンソーも注目すべき。工作機械も円安のメリットを受けます。世界最大手のヤマザキマザックなんかも、株価的には面白いですね」(泉谷氏)

 

アベノミクスが次世代成長戦略のトップにあげる医療・健康産業分野では、新たに設備投資に乗り出す企業があるという。

 

「オリンパスが約200億円を投資して、一気に3工場を新設することを決めた。医療機器最大手のテルモも山口に新工場を建てる。ニプロ、東芝メディカル、日立メディコなど同業他社は、それを横目で見ている。投資に前向きになることは十分考えられます」

 

石油よりも安価で埋蔵量も多いシェールガス銘柄では、大陽日酸に注目すべきという。シェールガスは水で破砕して精製するが、そのときに窒素を入れると水の量は半分ですむ。「その窒素を扱う大陽日酸の株が一気に上がっている。新たに3工場を作ると決めています」(泉谷氏)

 

浮かぶ業界もあれば沈む業界もある。キーワードはオセロゲーム。それを忘れず買い進めていけば、7月の参院選まではかなりの確率で勝てるはずだ。

 

(週刊FLASH 2月26日号)

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