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岸田文雄首相は1月12日、安定的な皇位継承策を検討していた政府有識者会議の報告書を、衆参両院の議長に提出した。

 

だが、報告書ではもともと議論されるはずだった皇位継承策については先送りになっており、代わりに皇族数確保策を提言したにすぎない。皇室担当記者はこう語る。

 

「有識者会議の提言は、女性皇族の人生を大きく左右する可能性があります。女性皇族が結婚後も皇族の身分を保持するよう、制度の改正が提言されているからです」

 

秋篠宮家の長女・眞子さんは、小室圭さんとの結婚に伴って皇籍を離脱。眞子さんは中学生のころから皇族としての生活に息苦しさを感じ、“皇室脱出”を模索されていたという。佳子さまも姉の眞子さんと同じく、皇室を早く離れたいという思いが強いとみられている。

 

「皇族数確保策さえも、旧宮家の男系男子を皇族の養子にする案などは実現性に乏しく、国会で議論がすんなりまとまることはないでしょう。報告書のとおりに制度が変われば、女性皇族は結婚しても皇室にとどまることが原則となり、皇族として一生を過ごすことになります。佳子さまはそうなる前に結婚し、皇籍を離脱しようとお考えになっていることでしょう」(前出・皇室担当記者)

 

“皇籍離脱”へ邁進されることになるとみられる佳子さま。一方で、愛子さまには重責がのしかかっていくことになる。

 

「愛子さまはこの2~3年で結婚されることは考えていらっしゃらないでしょう。つまり、一生皇族として生きると覚悟されることになるということです。佳子さまが皇籍を離脱されれば、内親王は愛子さまおひとり。5歳年下の“将来の天皇”である悠仁さまを、天皇家の娘である愛子さまが支えていくことになります」(前出・皇室担当記者)

 

皇嗣の秋篠宮さま、そして悠仁さまという二人の皇位継承者がいらっしゃる秋篠宮家。だが、眞子さんの結婚をめぐる問題を発端に、秋篠宮家の方針を不安視する声も聞こえ始めた。

 

「秋篠宮家は、お子さまの自主性を尊重する教育方針で、前例を破ることも少なくはありません。眞子さんは学習院大学ではなくICU(国際基督教大学)に進学され、佳子さまもそれに続きました。悠仁さまは幼稚園からお茶の水女子大学の附属校に通われています。また、秋篠宮さまご自身も侍従・女官という職員の呼び方を廃止し、男女を区別しない『宮務官』という名称に統一されました」(前出・皇室担当記者)

 

時代に合わせて皇室のあり方、皇族方の生き方が変わっていくのは自然なこと。ただ、“小室さん問題”をきっかけに国民の不安が増大しているのは間違いない。眞子さんは結婚に関する儀式を行わず、秋篠宮さまも「儀式というものが非常に軽いものだという印象を与えた」と発言されたほどだった。

 

「秋篠宮家は時代に合わせて新たな取り組みをされてきたともいえますが、一方で伝統を軽視しているという見方もあります。そういったなかで愛子さまに期待が集まっているのは、天皇家の一人娘の愛子さまが、皇室の伝統や、昭和、平成、令和と引き継がれてきた皇室のあり方を重んじる姿勢を見せられているからでしょう」(宮内庁関係者)

 

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