雅子さま SNS発信のモデルは英王室!「国民に愛される」皇室改革が始動へ
画像を見る 2017年4月、マレーシアのナジブ首相(当時)とセルフィ—を撮られた天皇陛下(ナジブ元首相のTwitterより)

 

■コロナ禍で進化した“令和流”スタイル

 

天皇陛下がご即位された翌年から、雅子さまが思い描かれていた国民との触れ合いは、コロナ禍という大きな壁にぶつかった。全国を移動されるご訪問を控え、両陛下はオンラインでの行幸啓という形を取らざるをえなかったのだ。一方でメリットもあったと、前出の宮内庁関係者は指摘する。

 

「実際に現地へお出かけになる行幸啓では、交通の便や日程上の都合でご訪問が難しい遠隔地や離島地域などがありました。しかしオンライン行幸啓では、そうした地域に住む人々と交流することが可能になった側面もあります」

 

元宮内庁職員で、皇室ジャーナリストの山下晋司さんは、こうした“令和流”のご公務のあり方についてこう語る。

 

「平成の時代に、天皇皇后両陛下のご公務の数は限界といえるほど増えました。その数を増やしていくことは難しいでしょう。陛下は2月の記者会見でオンラインの活用に言及されていますので、今後は直接訪問される行幸啓とオンラインを併用する“ハイブリッド型”のご活動で、国民との交流の幅を広げていくお考えだと思います」

 

10月から、とちぎ国体を皮切りに、地方ご公務の再開を予定されている両陛下。国民と直接対面される意義を、名古屋大学大学院准教授の河西秀哉さんはこう語る。

 

「地方での行幸啓は、行事へのご出席に伴って、多くの場所を両陛下がご訪問され、直接人々と時間を共有されます。そして集まった人々とお話しされるなかで、国民の実情を両陛下がお知りになる。そうした場面が報じられることに大きな意義があるのです」

 

宮内庁内では両陛下の地方ご公務再開と同時に、愛子さまの大学ご通学も始まるとみられている。雅子さまと愛子さまが決断された「10月再スタート」。ご一家のはつらつとしたお姿を拝見できることを国民は心待ちにしている。

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