「お酒も入り、この日は非常に上機嫌だったそうです。若い番記者が総理に向かって、ダチョウ倶楽部の上島竜兵のネタを披露するなんていう”失礼”な一幕もありましたが、笑顔でさらりとかわしていました」(政治部記者)

竹島・尖閣問題で揺れるさなかの8月21日。首相官邸の小ホールでは、午後6時から野田佳彦首相(55)と報道各社の首相番記者たちとの懇談会が行われた。

「お酒を飲みながらの会合で、今回は今年1月以来、久々の会でした。ここでの発言はいっさい報道しないこと、つまり完全オフレコを条件に記者たちが首相を囲みました」(官邸関係者)

オフレコということもあり、この日の野田首相は口が軽かった。乾杯の後、番記者がお酒を勧めると「飲まずには、やってられませんね」と満面の笑み。そして、「酒は毎日飲んでますよ。まずはビール。それから焼酎や日本酒へ……。日本酒でいうと四合瓶、それくらい毎日飲んでいます。でも、気をつけないと一升ぐらい飲んじゃうんですよね……」と早くもご機嫌な様子だった。

そんな、野田首相と番記者たちの緊張感のないやりとりが続くなか、ある記者が尖閣・竹島問題についての話題に触れたシーンがあった。それに対し、野田首相は李明博・韓国大統領と対面したときのエピソードを、こう漏らしたという。

「ソウルで会ったとき、大統領は『自分の人気取りのために、愛国心をあおるような言動はとりません』と私に言ったんです。そのときは、しっかりしたリーダーだな、と思ったのに……。今回の(天皇陛下への謝罪要求)発言で、彼は歴代で最悪の大統領になったね」

この日の懇談会はおよそ60分。同席していた首相秘書官からは何度も「完全オフレコですからね!」と念押しがあったという。

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