’20年の東京五輪開催決定以降、汚染水の処理問題に国際的な注目が集まるなか、福島県内では防護服を着た人たちの地道な除染作業が続いている。そこでは、ある有名人を巻き込んだ金銭トラブルが起こっていた。

「私は『今でしょ』の林修の妹なの。最近、兄がよくテレビに出てるでしょ」と言って相手を信用させ、仕事を得ていたのは三重県で建設会社の社長を務めるK子さん(44)。確かにK子さんは「今でしょ」で有名になった林修氏(48)の実の妹だ。

「K子さんから『福島の除染作業の仕事があるからやらない?』と誘われたのは今年の4月のことでした」と話すのは岐阜県で建設会社を営むBさん(43)。K子さんは、知り合いの会社が大手ゼネコンから除染作業の仕事を請け負ったことを知り、その仕事をBさんに紹介したのだった。

 K子さんは、2次の会社と3次の会社を仲介することで中間マージンを得ていた。加えて「お金は全部私を通してね」というのが約束だったという。Bさんは当初、別の仕事があったため除染作業を断ったというが、何度も誘われたため請け負うことにした。

 除染作業の場所は福島県松川町。5月から9月にかけて町内を除染するものだった。費用は除染する面積が400平方メートル以下なら一律25万〜35万円、1千平方メートル以上なら1平方メートルあたり800円が相場だという。Bさんは最初の1カ月はほかの会社に作業員だけ派遣し、その後は自分の会社で丸ごと除染を請け負った。5月から9月の除染作業で、Bさんの会社は合計約1千万円の代金を受け取ることになっていた。

「ところが、K子さんは期日がきても代金を振り込んでくれない。2次の会社は『確かにK子さんに振り込んだ』と言っているのにです。仕方なくお金を借りる形にして、直接2次の会社から払ってもらいました。受け取るはずのお金が振り込まれないなど、あってはならないことです。信用を失うような行為を繰り返しているので、この業界から足を洗ってほしいです」(Bさん)

 じつはK子さんの周辺には金銭トラブルが絶えないのだという。一般の企業でも金銭トラブルが発生するのはよくある話かもしれない。だが、彼女の場合、問題は林先生の妹であることを最大限利用していることにある。自分の妹が起こしているトラブルについて、兄の林先生はどう思っているのか。所属事務所は次のように答える。

「林修と、妹さんはお互い忙しくて10年ほど会ってはおらず、連絡もまったくといっていいほど取っていないと聞いております。また、妹さんが会社を経営していることは知っておりましたが、会社の実態や状況は、まったくもって本人は把握しておりません。このような状況になっていることに、とても困惑しております」

 10年も会っていない妹が金銭トラブルを抱えていたことに、林先生が困惑したのは無理もない。

(週刊FLASH 10月8日号)