「しゃべることが苦手なので、もちろん緊張しました」

 こう本誌取材に答えたのは、5月1日放送の『報道ステーション』で視聴者を釘付けにした女性だ。髪型と緊張は関係ないらしい。

 彼女は朝日新聞編集委員の稲垣えみ子氏(50)。愛知県出身で、一橋大学卒業後、’87年に朝日新聞入社。大阪社会部、週刊朝日編集部、大阪論説委員などを経て、’14年9月から東京編集委員。現在、朝日新聞朝刊紙面に「ザ・コラム」を連載中だ。

「誠実な人柄で、趣味は日本酒と山登り。執筆したコラムで明かしている生活でもわかるように、独身です」(朝日新聞関係者)

 稲垣氏は原発事故以来、電気に極力頼らぬ生活を送る。冷暖房不使用、さらには冷蔵庫の電源を抜き“仏の境地”に近づいたことなどを連載コラムで綴っている。古舘伊知郎氏(60)がこれらコラムに感銘を受け、出演に繋がった。番組内でもこのコラムに古舘氏が触れると「冷蔵庫をなくしたことで欲のない自分になった」などと語った。

――出演の理由は?

「事故の反省もなく原発を再稼働しようとしている現状に大きな危機感を感じており、そんな気持ちを伝えることができればという思いもありました」

――コンセント抜きの冷蔵庫の中は?

「味噌、乾物、塩漬けの野菜など、常温で保存できる食品が入っています」

 映画館など後ろの人に迷惑をかける場所に行けなくなったという、その髪型については、こう語ってくれた。

「およそ3カ月に1度パーマをかけなおしますが、長いときは6時間ほどかかるので、じつに大変です。何度も気を失いそうになりながら、頑張っている自分に笑えます」

 はい、そのコメント、こちらも笑えます。今後の番組出演は未定だが「アフロにしてから気持ちが自由になった」という彼女の言葉なら、節することなく聞きたい。

(週刊FLASH5月26日号)

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