昨年は、渡辺麻友が初めての栄冠を勝ち取り、大粒の涙を流した。5月19日に投票の受け付けが開始され、今年もAKB48選抜総選挙の戦いの火蓋が切られた。翌日に発表された速報の順位は、いわば前哨戦だ。この票からこの総選挙の趨勢がある程度見えてくる。

「今年の総選挙は6強の戦いになる」と言うのは日刊スポーツ記者で、月刊AKB48グループ新聞の瀬津真也氏。

「速報では指原莉乃が圧倒的な得票数に見えますが、6位の高橋みなみまでは、2万票以上。今までにない“団子状態”です。昨年は、指原に約1万2千票差をつけられていた渡辺が逆転劇を起こした。速報結果がひっくり返ることは十分に考えられます」

 なかでも、2位の柏木由紀と高橋みなみは“1位奪取宣言”をし、ファンの後押しが強い。さらに、12月に卒業する高橋には、意外な援軍の存在があるという。

「高橋には、今年の総選挙に出馬していない小嶋陽菜ファンの票が流れる可能性がある。ともに1期生で仲がいいですからね」

 だが、今年の指原は強い。「ファンは昨年の総選挙で2位に終わった時点から、次回の投票計画を練り始めています。1年最大の勝負どころとして総選挙にかけている人が多いのが特徴。さらに地元九州での開催ということもあり、20万票獲得でぶっちぎりの1位になる可能性も考えられます。4位の松井珠理奈は出馬しなかったSKE48のエース・松井玲奈ファンの票が入ってくるはず。5位の山本彩は、握手会の人気は圧倒的1位。速報結果で号泣したのを見たNMBファンが団結して、グループの『顔』を押し上げる動きがあるかもしれない」

 光文社エンタテインメント編集部の編集長でAKBファンから“あおきー”の愛称もある青木宏行は、「6強のなかでも、特に上位3人の三つ巴の戦いになるのではないか」と予想する。

「柏木は、同期で仲のいい渡辺が昨年1位になったことで奮起した。柏木にとっては、地元九州での開催でもあります。まだ票は伸びるでしょう。渡辺には、史上初の連覇がかかっています。大逆転の実績がありますので、期待できます」

 新曲のタイトルは『僕たちは戦わない』だが、選抜メンバーの座をかけた戦いは激戦必至だ。

(週刊FLASH6月9日号)

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