8月25日、都内のホテルに艶やかな黒いワンピース姿で現われたのは、土屋太鳳(20)。今期のNHK連続テレビ小説『まれ』で主役のヒロイン・希を熱演した。この日は「撮影終了を祝う会」がおこなわれ、常盤貴子(43)、大泉洋(42)ら共演者のほか、NHKの籾井勝人会長(72)も出席した。

「この打ち上げの出席者は200人ほど。参加費は1人6千円でした。会の最中、土屋さんは籾井会長をはじめ、お偉方にお酌をしながら挨拶まわり。スピーチでは『クランクアップで泣いたので、今日は涙は流しません』と万感の思いで話していました」(『まれ』スタッフ)

 今年3月からスタートした『まれ』。第1週の平均視聴率が20.6%、その後もコンスタントに20%前後の視聴率を獲得した。9月26日に最終回を迎えるが、土屋の株は上昇している。

「10月開始の池井戸潤原作『下町ロケット』(TBS系)のヒロインとして出演が決定している。『まれ』以前はドラマ1本のギャラが30万円だったが、現在は90万円前後まで跳ね上がった」(民放ドラマ関係者)

 土屋がこれなら、ここ最近の朝ドラヒロインは言わずもがな、だ。『花子とアン』の吉高由里子(27)や『ごちそうさん』の杏(29)。『マッサン』で初の外国人ヒロインを演じたC・K・フォックス(30)もイベントに引っ張りだこ。最近、山本耕史と結婚した堀北真希(26)も『梅ちゃん先生』で国民的人気を博した。

 いったい、朝ドラは彼女たちにどのような「経済効果」を生み出しているのか。そのためには、朝ドラの「仕組み」を知らなくてはならない。まず、なんといっても有名なのが、ギャラの安さと撮影の殺人的スケジュールだ。

「朝ドラは1回15分番組を週6日間放送するので、90分を4日間で収録している。平日は朝9時から撮影が始まり、終わるのは深夜3時を過ぎることも。睡眠時間が2〜3時間はザラ。それがヒロインとなると、10〜11カ月間拘束となり、体調を壊すこともある。気になるギャラだが、NHKは朝ドラに限らず、新人は一律30分5万円からスタート。朝ドラは15分だから、1本2万5千円。放送は月〜土の週6日なので、2万5千円×6日で週15万円、月だと60万円になる。以降は1年ごとにギャラの更新がおこなわれ、貢献度が高くなるほど上がっていく」(NHK関係者)

 それでも朝ドラヒロインになりたいのは、「人気の朝ドラに出演すると価値が上がり、ギャラも上昇する」(芸能プロ関係者)といわれているからだ。

「吉高由里子さんは推定で1本180万円。杏さんは200万円まで上がった。一方、視聴率が不調に終わった’12年の『純と愛』に主演した夏菜さんはいまも80万円前後だ」(広告代理店関係者)

 9月28日から初の幕末を舞台にした『あさが来た』がスタートする。主演の実業家ヒロイン役をつかんだのは若手女優の波瑠(24)。波瑠はこの大役をきっかけに、先輩たちのように羽ばたくことができるか。

(週刊FLASH9月15日号)

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