「21日から、入院生活を送っていた。当初はベッドの上で仕事の計画を立てるくらい元気だったが、23日夜に吐血。それ以降は、話しかけられてもうなずくのがやっとだった。つきっきりで看病していた夫の鎧塚俊彦さんと2人きりになった瞬間に、夫の目を見つめて息を引き取ったそうだ」(知人)

 女優・川島なお美(享年54)が9月24日夜、亡くなった。川島に肝内胆管ガンが見つかったのは一昨年7月の人間ドックでのこと。

「さまざまな病院でセカンドオピニオンを受け、有名な近藤誠さんにも話を聞いていた。このころ、余命1年を宣告されていた」(同じ知人)

 昨年1月に腹腔鏡手術を受け、2週間ほどで退院。2カ月後には仕事復帰した。抗ガン剤や放射線治療は受けていなかった。

「肝内胆管ガンは再発が非常に多いガンです。放射線治療はまず効きません。抗ガン剤も非常に効きが悪く、有効率は数パーセントです」(三浦病院の三浦健院長)

 かわりに通っていたのが、民間療法だった。「ごしんじょう療法」を掲げる「貴峰道」という治療院は、渋谷区内のマンションの一室。川島がここを初めて訪ねたのは、ガンが見つかった’13年8月末だった。それから週に1〜2度、通っていたという。スキンヘッドに口髭の貴田晞照院長(64)が語る。

「気の力で邪気を取ることで、ガン細胞を弱らせ、正常な細胞の働きを活性化させ免疫力を高めるんです。川島さんが通っていたのは事実です。最初は、ご主人の紹介でした。西洋医学の治療をメインに受けていましたが、時間のあるときにはここにいらしていました」

 川島が受けた治療の内容は「個人的なことなので話せない」(貴田氏)というが、川島の著書『私の死生観』(与謝野馨氏ほかとの共著。KADOKAWA刊)にはこうある。

《体に溜まっている邪気(東洋医学の概念のひとつ。病を引き起こす元になる過剰な電磁気エネルギー)を純金の棒で体をこすることにより払ってくれるんです》《その治療をしてもらうと、本当に気力が充実するんです》

 純金の棒にすがって、亡くなる8日前まで、川島は舞台に立ち続けた。「仕事が薬」と、周囲に話していたが、迫りくる死を覚悟もしていた。

「1年ほど前、ご友人とお墓を探しに来られました。ただ、こちらではペットと同じ墓に納骨はできないんです。それをお伝えすると、その後ご連絡はありませんでした」(港区の賢崇寺)

 愛犬とともに永眠したい−−。それが川島の願いだった。1月に亡くなった愛犬・シナモンと、いまは天国で戯れているに違いない。

(週刊FLASH 10月13日号)

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