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「今クール、満を持して投入した福山の新ドラマが大コケ。日テレ、テレ朝のバラエティに負けるという屈辱を味わった。ここ一年フジの凋落は顕著で、6月の株主総会で亀山千広社長の交代が囁かれている」(大手芸能プロ幹部)

 

2016年も4月期の改編にともなう各局の新番組が出揃った。ところが早くもピンチに立ったのがフジテレビ。首脳部の進退にまで発展している。1987年には、民放史上初めてNHKを抑えて視聴率三冠制覇を達成したフジの退潮である。

 

そんななか、本誌は各局が番組に課している「視聴率ノルマ」を独占入手。視聴率ノルマとは、テレビ局が各番組に設定した「合格点」だ。この数字を超えれば、番組スタッフに報奨金が出るなど番組は安泰といえる。だが視聴率がノルマを下回れば、番組プロデューサーは対策を迫られる。当然、民放はスポンサーからの広告を打ち切られる危機感から、CM料金を下げざるをえない。

 

「かつては多くの番組に『◯』の評価が出ていたが、近年は激減。ほとんどノルマを超える番組がなくなりました。まさに広告料金のダンピング状態が続いているのです」(大手広告代理店関係者)

 

まさに戦国時代に突入したテレビ局。春ドラのタレントギャラとともに、各局の趨勢を見てみよう。

 

注目されたのが3年ぶりの主演となる福山雅治(47歳)の『ラヴソング』(フジ系)。「月9×福山」でノルマは「18%」と期待されたが、ふたを開ければ初回視聴率は10.6%と低発進スタート。女性ウケを狙ったのか、冒頭からベッドシーンを挿入したが……。それでも視聴率はいまひとつだった。福山のギャラは200万円〜。

 

一方、前作『あさが来た』が絶好調だったNHK朝の連ドラ『とと姉ちゃん』。初回視聴率は22.6%と軽々と「15%」のノルマ超え。主演の高畑充希(24歳)のギャラは1話15万円だ。

 

「NHKのギャラは貢献度で決まる。主演の高畑は若いのでこの金額だが、1回15分の番組で週5日放送。さらにBSを含めた再放送分も積み上がるので悪くない額となる」(NHK関係者)

 

籾井勝人会長就任後は、安いと言われたギャラが上昇中。こうした改革に民放は脅威を感じているという。

 

その民放で絶好調なのが、視聴率三冠王をひた走る日本テレビ。NHK朝ドラヒロインでブレイクした波瑠(24歳・『世界一難しい恋』ギャラ110万円〜)や土屋太鳳(21歳・『お迎えデス。』ギャラ70万円〜)を主軸に据えた。

 

「いま日テレは、視聴率が見込める朝ドラ女優をどこよりも早く囲い込み起用している。杏(30歳)のときもそうだった。こうした手法はフジの独壇場だったが、いまは日テレがお株を奪ったのです」(別の民放プロデューサー)

 

(週刊FLASH2016年5月3日号)

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