image

「とにかく秀吉は衣装の数がスゴいんですよ。いつか信長を超えるっていうのがひとつの目標でもあったわけだから、信長に輪をかけて豪華絢爛。毎回衣装は替えるし、家臣たちがいつも『ははーっ』と崇めてくれるのは気持ちいいですよね(笑)。すごくいい気分で現場にいさせてもらっています」

 

NHK大河ドラマ『真田丸』で羽柴(豊臣)秀吉役を演じる俳優・小日向文世(62歳)。第14回(10日放送)でベールを脱いだ大役についてこう語る。舞台を信州から大坂へ移した「大坂編」は、天下をほぼ手中にした秀吉を中心に物語が展開。堺雅人演じる真田信繁は秀吉に気に入られ、側に仕えることになる。

 

「堺くんは僕がNGを出すと、笑いをこらえきれずに吹き出しちゃう。『新選組!』(2004年)の打ち上げで『2人の顔が似ている』という話になって一緒に写真を撮ったのが最初かな。

 

いつも『コヒさん』と呼んでくれて、笑顔でまるで息子のように接してくれます。撮影の合間のおしゃべりで“年をとったら『小日向文世』という芸名に変えようかな”と、とんでもない冗談を言うんですよ(笑)。

 

彼は主役でセリフの量がものすごいのに、集中力があって全然ミスをしない。僕が彼の年の42歳のときなんて、劇団が解散して貯金ゼロ。映像の仕事なんてほとんどなかった。正直言って、いまの堺くんはすごいです」

 

放送ではしばらく絶頂期の秀吉が描かれるが、現在は晩年の撮影中だ。

 

「秀吉は冷酷さも兼ね備えている人。ちょうど天下統一をするころはお花畑状態だけど、これからちょっとずつ下降して、最後はかなりみっともない秀吉が描かれることになると思います。死に際の台本がどうなっているか、気になっています」

 

重用する信繁との間にもヒヤッとする場面がある。

 

「秀吉は信繁に対して基本的には信頼を置いているんだけど、一度、茶々(竹内結子)と信繁の関係を疑うんです。下手をすると斬り殺してしまうんじゃないか、というくらいの怒りを見せる。長くて緊張感のあるシーンですが、必見です」

 

(週刊FLASH2016年5月3日号)

関連タグ: