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「最近ね、12キロのダイエットに成功したんだ。68歳で12キロ減ですよ!」

 

黒光りする笑顔の主は「ナハナハ」のギャグでお馴染み、せんだみつお。子役時代を含めれば芸歴58年を誇る。

 

「1972〜78年は黄金の7年で、飛ぶ鳥を落とす勢い。『ぎんざNOW!』をはじめ、テレビとラジオ合わせて10本以上のレギュラーがあった。20代後半は千代田区の高額納税者番付で5位に入った。それがいまや袋小路…ナハッ!」

 

いまのお笑い界をどう見ているのか。

 

「僕ら団塊世代が笑えるお笑いがなくなった。いまはトーク主体じゃないですか。昔はドリフもひょうきん族も、動きで笑わせる“スラップスティック”という笑いだったんですよ。

 

だからいまだに、いまのお笑いに馴染めない。でも丁々発止のさんまさんや鶴瓶さん、ダウンタウンの話術、お客さんいじりはやっぱり天才的だと思います」

 

今後のお笑いを変えていく担い手、若手芸人へは大きな期待を寄せる。

 

「いまの若い人たちは面白い。特にお気に入りはナイツにロケット団、小島よしお君。芥川賞までとったピースの又吉さんなんか芸人の誇りですね。

 

芸人は何をやってもいいと思う。制服を盗んじゃまずいけど(笑)。ただ、芸能界は運と縁とタイミングですから、努力が実らないことも多々あるものですが…」

 

崖っぷちタレントといわれつつ、68歳まで現役を続けられるのには、秘訣があると力説する。

 

「師匠の顔色を見てると、お客さんの反応がわかる。こういう駆け引きって大事なんですよ。僕は“現場芸人”って言葉が好きなんだけど、現場でいかにウケるかということが生き残る手

段。

 

で、面白い芸があったらパクるんですよ。これ、パクリ多売って言ってね(笑)。親しき仲にも早いもん勝ち。継続は疲れるんだから、どんどんパクっていいのよ。いま、『ゲッツ!』に凝っててね。『ゲッツナハッ!』…どう、いいでしょ?」

 

(週刊FLASH 2016年3月29日、4月5日号)