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その霊能力のために、楽屋では霊視を求める先輩芸人たちが行列をつくることもあるという、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の“霊がよく見える”ピン芸人・シークエンスはやとも(26)。『ポップな心霊論』は、彼が人生で見てきた霊たちや霊現象などを紹介していくコラム連載!

 

【悪霊をたくさん率いた先輩のため、一肌脱ぎました】

 

霊感がまったくなくても、霊が“憑きやすい”体質の人がいます。先輩芸人、ニューヨークの屋敷さんがまさにそれ。この間ライブでご一緒したときも「いつ死んでもおかしくない」ってくらい悪いものがたくさん憑いていました。「これはさすがにマズいぞ」と感じた僕。そこで屋敷さんに憑いている悪霊を、全部僕が引き継ぐことにしたんです。いつもお世話になってる先輩ですから。

 

ちなみに、どうやって霊を引き継いだかと言うと、とにかくお願いするだけ。霊に「どうか僕のほうに来てください!」って。なんとかすべての悪霊を引き継ぐことができたんですが、それから急に具合が悪くなって。トイレでずーっと吐いてました。これだけの悪霊が憑いててなんともなかった屋敷さん。ちょっと鈍感すぎますね。

 

それはさておき。悪霊を引き継いだものの、僕は自分でお祓いすることはできません。誰か祓える人を探さないとなと思っていたとき、たまたますご腕の霊能師さんにお会いする機会があったんです。会って早々「なんかすごいのたくさん連れてますね」って言われました。それで事情を説明して、祓ってもらえないかとお願いしたんです。

 

そうしたら「いいですよ」「はい取れました」と。たった一瞬、僕の肩に触れただけなんですよ。ウソだろって思ったんですけど、肩がすーっと軽くなって、ずっと続いていた吐き気も治まりました。いやあ、本当にすごかったです。僕の霊感なんてまだまだなんだなと実感したできごとでした。

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