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その霊能力のために、楽屋では霊視を求める先輩芸人たちが行列をつくることもあるという、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の“霊がよく見える”ピン芸人・シークエンスはやとも(26)。『ポップな心霊論』は、彼が人生で見てきた霊たちや霊現象などを紹介していくコラム連載!

 

【ハロウィンの日に体験した、世にも恐ろしい話】

 

最近は、日本もすっかりハロウィン文化が根付いて、毎年大盛り上がりですね。

 

僕も昨年のハロウィン当日、よしもとの同期たちと連れ立って、渋谷の街に繰り出しました。みんなはばっちり仮装していましたが、僕は私服のまま。僕の場合、本物が入れ代わり立ち代わり憑いてきているので、仮装は必要ないですよね。

 

ハロウィンの渋谷を歩くのは初めてでしたが、あの雰囲気は特殊。知らない人同士がすぐに打ち解けて仲よくなっているのは、ふだんはなかなか見られない光景です。

 

僕たちも、ハーレイ・クインの仮装をした3人組の女のコたちと仲よくなって、一緒に飲みに行くことに。彼女たちは、ハロウィン風の濃いメークをしているものの、顔も可愛いし、性格も明るくていいコたち。朝まで一緒に飲み続けました。

 

ただひとつ気になったのが、夜がふけていくにつれて、彼女たちの雰囲気が少しずつ変わっていったこと。うまく形容できないんですが、なんとなく違和感を覚えたんです。でも、楽しい雰囲気に水を差したくなかったので、気にしないことにして夜を明かしました。

 

そして朝が来て薄暗い飲み屋から明るい外に出た瞬間。彼女らの顔を見てぎょっとしました。顔が別人のようになっていたんです!

 

まあ、ハロウィンメークが崩れてひどいことになっていただけなんですけど。『おばけより怖い……!』と思ってしまいました。

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