“ビル・ゲイツ越え”世界一の大富豪「俺はこうして金持ちになった」

恒例の『フォーブス』世界長者番付。今年は世界のビリオネア(10億ドル=約800億円以上の資産保有者)計1千227人が紹介された。

1位は3年連続でメキシコの事業家カルロス・スリム・ヘルが選ばれた。現在、72歳。資産は5兆5千億円と、NTTやキャノンの時価総額を軽く超えている。3年連続でビリオネア1位に君臨するカルロス。だが、彼の素顔はあまり知られていない。

カルロスの両親はレバノン系。若くして投資を始め、12歳で銀行株を所有。25歳で起業し、26歳で4千万ドルの資産があった。建設から不動産、採掘業など幅広く手を広げたが、大きな転機は’82年のメキシコ債務危機。株価暴落を好機とみて株を買い進めた結果、メキシコ経済の復活成長とともに巨大な財を築き上げた。

’90年以降、次々と中南米の携帯電話会社を買収し、携帯電話の普及とともに資産を大きく膨らませ、現在は中南米最大の携帯電話会社『アメリカ・モビル』などを所有。F1ホンダ買収でも、その名前が上がっていた。

「家族との生活や、自分の時間と仕事を両立させることのほうが豊かになるより重要だ」が持論のカルロス。暮らしぶりは質素だといわれている。これは、世界長者番付2位のビル・ゲイツ(4兆9000億円)や、3位のウォーレン・バフェット(3兆5000億円)にも共通していることだ。

億万長者になる秘訣を聞かれたカルロスは、こう答えている。

「世界の競合他社よりも、ひたすらいい仕事をしてきた。ただそれだけのことだ」

(週刊FLASH 4月3日号)