世界トップクラスのDJ「年収はメッシの2倍の50億円!」

スペインのイビザ島は、この20年ほどでヨーロッパ有数のリゾート地となり観光客が10倍以上となった。その理由のひとつに、イビザ島で生まれたダンスミュージック文化があると ”ハイパー・クリエーター”こと高城剛氏(47)は語る。


「’90年代初頭、それまで欧州のダンスミュージックの中心といえば、ロンドンでした。しかし、政府の厳しい締めつけにより、都心のクラブは一掃され、郊外の屋外パーティも法律で禁止されてしまいました。規制が厳しくなると、ダンスミュージックの愛好者は新しい土地を探しました。政府と戦うことではなく、自分たちが移動することを選んだのです。その土地こそイビザ島でした」

海と自然が美しいイビザ島は、物価も土地も安く大音量を出せるクラブを安価で作ることができた。当時、まだライブハウスに毛が生えた程度の店に、DJセットと大型スピーカーを持ち込み、ダンスミュージックを大音量で流しては、続々とイギリス人を呼び込んだという。

「今年、僕がDJを務める世界最大のクラブ『プリヴィレッジ』(1万5千人収容)も、もとは植物園でした。このクラブに、日本最大の『ageHa』をクラブごと持っていき、閉塞して行きづまる日本のDJやクラブの活路を開こうとしています。世界的な日本ブームに後押しされ、和太鼓や三味線とエレクトロニック・ミュージックとのコラボレーションは大好評。このように、イビザ島はここ15年ちょっとで、さまざまな国々の文化の交差点になり、世界中のダンスミュージックの中心地となっているのです」

そして今や、イビザで育ったDJのギャラは、天文学的な数字になっていると高城氏はいう。

「世界のトップクラスのサッカー選手、たとえばメッシの年収はおよそ25億円です。しかし、世界のトップクラスのDJ、ティエストの年収は50億円を超えています。どちらも高い年収ですが、多くの日本人にとって、サッカー選手よりDJのほうがよほど儲かるというのは、想像をはるかに超え、価値観を大きく変えてしまうことではないでしょうか」

(週刊FLASH 7月31日号)