桐谷美玲 胸をまさぐられて「あはん、あはん」とあえぎ声

死が迫った坂本龍馬(神尾佑)を元気づけようと彼の手を取り、自ら胸をもませ、悲しげにあえぐ沖田総司を演じるのは桐谷美玲(22)。7月11日におこなわれた、彼女が初舞台にして初主演を務めた『新・幕末純情伝』(東京・渋谷Bunkamuraシアターコクーンで7月12日から22日まで公演)の公開舞台稽古でのことだ。

「不安はありますけど、皆さんと一生懸命、作り上げてきました。わたし(体質的に)全然汗をかかないんですけど、一生分かいたんじゃないかなっていうくらい、かきました。体力はあるので、楽しくやってきました」

稽古前の会見ではにかみながら語る彼女は、相変わらずほっそりとした体つきで、どことなく控えめな雰囲気。初座長の重圧に押しつぶされそうに見えた。それもそのはず、同作は劇作家の故・つかこうへいさんの代表作。新選組の沖田総司が「じつは女だった」という物語のヒロインは、これまで広末涼子や石原さとみ、鈴木杏らそうそうたる女優が演じてきた。そんな大役に挑むのだから、不安なはずがない。

事実、6月21日の稽古初日では、こちらも初めてという殺陣を披露しながらだったせいもあり、セリフが飛んでしまう場面もあった。「めっちゃ緊張して、やれていたことができなかった」と悔しさを隠さなかった。

しかし初日の前日、公開舞台上の姿は見違えるようだった。殺陣には凄絶さと妖しさがあり、発する言葉は勇ましくも悲哀を感じさせた。そして同作の代名詞ともいえる、胸をまさぐられながら「あはん、あはん」とあえぎ声をあげての濃厚なキスシーンも、大胆かつ堂々と演じきった。まさに清純派イメージを覆す体当たりの演技だった。

 

 

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