ナベツネ伝説 初のトップ記事は「皇居に侵入」して局長賞!

読売新聞グループ会長、渡邉恒雄86歳。傲岸不遜の代表のようにいわれるナベツネにも、若き新聞記者だった時代があった。「渡邉恒雄記者」が書いた、スクープ記事を紹介しよう!

『読売ウィークリー』(‘51年5月27日・6月3日合併号)掲載。入社翌年、ナベツネが最初に書いたトップ記事は『天皇像を描く』。6年前まで現人神(あらひとがみ)としてあがめられていた昭和天皇の、日常の生活ぶりを取材した記事だった。

若きナベツネは宮内庁出入りの業者を訪ね歩き、理髪師や仕立師など、陛下と接触した民間人から話を聞きまくった。さらに、陛下の寝所を取材しようと、皇居に侵入!当然、皇宮警察官に見つかって、脱兎のごとく逃げ出したという。

戦前には陛下は黒縫いの箱に砂を撒いた“おまる”を使われ、侍医が常に健康状態をチェックしていたとか、陛下がお読みになる雑誌は事前にすべてホルマリンガスで消毒してあるとかのエピソードが満載。これでナベツネは局長賞をもらったという。

続いても『読売ウィークリー』(‘51年12月30日・‘52年1月6日合併号)掲載。今度は皇太子殿下(現在の今上天皇)の人間像に迫る記事『皇太子さまの人間像』だ。ナベツネは、当時学習院大で皇太子殿下と同級だった妹に頼み、文化祭に潜入。皇太子殿下や常陸宮殿下の会話を盗み聞きした。

さらに当時皇太子殿下が住んでいた宮内庁の寮に潜入。だが、皇太子殿下ご本人に見つかり逃げ帰る。ご友人の取材では「皇太子殿下はセックスを知っていますか?」と質問したという。ちなみにご友人はこう答えた。

「モーパッサンの『女の一生』をお読みになっていますから、知っているはずです」

(FLASHスペシャル2012年夏増刊号)


 

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