「総理総裁(に就くこと)が目的ではない。その地位に就くことは、政策を実現するための手段です」とかつて本誌のインタビューにこう答えた石破茂氏(55)。14日に告示された自民党総裁選は、石破氏のほかに安倍晋三元首相(57)、石原伸晃幹事長(55)、町村信孝元官房長官(67)、林芳正政調会長代理(51)が立候補する乱戦模様でスタートした。

政治部記者は「マスコミ各社の世論調査では石破氏が25パーセント前後の支持がありトップですが、党内力学的には石原氏が強く、両者の一騎討ちの様相だ」と語っているが、石破氏は親しい関係者に「僕のこの顔だと女性票が逃げるんじゃないか」と真剣に心配していたという。

その石破氏の素顔としてよく知られているのが『軍事オタク』、『鉄道好き』、『キャンディーズのミキちゃんファン』。だが、「いちばんの”自慢”は奥さんの佳子さん」と周囲の見方は一致する。石破氏と佳子夫人は慶応大学法学部の同級生。当時を知る友人はこう証言する。

「彼女はものすごい美人で人気者。モテましたよ。石破?モテなかった(笑)。石破が銀行員時代、父親で参院議員の二朗氏が亡くなったんですが、そのとき佳子さんが弔電を送ったんです。石破がそのお礼をしてから、ふたりの付き合いが始まりました」

高嶺の花をゲットした石破氏。愛情もひとしおで、元公設秘書で鳥取県議の福田俊史氏は「代議士は帰宅する前に必ず『今から帰るから』と電話を入れます。記念日のプレゼントも欠かさないようです」と、あの眼光鋭い表情からは想像できない一面を打ち明けた。

そんな佳子夫人の地元での評判はすこぶるいい。後援会関係者も「とても気さくで明るい。小さな会合にでも喜んで来てくれて話も面白いね。石破さんは地元をまとめてる奥さんに頭が上がらないんじゃないかな」と話している。そのあたりを石破氏本人にうかがった。

「毎日、電話を入れるようには心がけています。18歳のときから知っていて、一緒になってからは29年。ありがたい存在ですし、今日の私があるのは家内のおかげ」(石破氏)

かつて本誌が「奥さんが美人だと聞いているが?」と問うと「私は、そう思っている」と、あの口調ではっきりと語っていた。


 

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