日本シリーズ、WBC親善試合キューバ戦が終了したことで、年末の球界の話題は”日本人メジャーリーガー”の去就にあつまるなか、ある選手の手紙に全米が感動している。

その選手とは、まだ来季の所属が決まらないイチロー(39)だ。彼がマリナーズ時代の’04年から、本拠地セーフコ・フィールドの右翼席でイチローの安打数をカウントする『イチメーター』を掲げていたエイミー・フランツさん(41)に、直筆の手紙とサイン入りバットとスパイクを贈ったことがわかったのだ。

オリックス時代の同僚で、メジャー3球団でプレーした田口壮氏(43)は「これは粋なプレゼント」と語り、次のように続ける。

「アメリカではグラウンドでしかファンと接する機会がなかなかないんです。選手の移動もチャーター機ですし。だからこそ球場でのファンとの関係は、特別なものだと思っています。とはいえ、ファンの方が一人の選手のためにここまでやるというのは特別。そんな話、メジャー時代に聞いたことがないですね。それに選手が個人的にプレゼントで応えるというのもないと思う。これは本当に稀なケースですね」

もっともイチローは、サインをしないことでも有名だった。フランツさんへのサインも、今年ヤンキース移籍直後が初めてだったというから驚きだ。

「ファンサービスに関して、イチローはそれほど熱心ではない。サインを多くしないのは代理人との契約事項。なぜなら、サインの価値を上げる作戦があるからだ。だから今回は、心境に変化でもあったのか(笑)」(スポーツ紙デスク)

そんなイチローだが、26日にはヤンキースと1年契約でほぼ合意に達したと報じられた。年俸は500万ドル(約4億円)プラス出来高とみられており、今季の約14億円からの大幅減になりそうだ。ひと足早く”クリスマスプレゼント”をファンに贈ったイチロー。彼の来季に、”サンタ”は微笑むか。

(週刊FLASH1211日号)

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