ハゲ方にも違いあり!?誰にも聞けない女性の「薄毛・抜け毛」にまつわるQ&A

投稿日:2022/09/20 06:00 更新日:2022/09/20 06:00
ハゲ方にも違いあり!?誰にも聞けない女性の「薄毛・抜け毛」にまつわるQ&A

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「薄毛や抜け毛が気になるという女性は近年増加傾向にあります」

 

そう話すのは、クレアージュ エイジングケアクリニック総院長の浜中聡子先生。

 

女性の薄毛や抜け毛の種類はさまざまあり、その原因もストレス、ホルモンバランスの乱れ、頭皮トラブル、身体疾患、季節の変わり目など、多種多様だ。

 

夏から秋の切り替わりは抜け毛が増える悩ましい季節でもある。

 

「秋口に抜け毛が多い理由は、夏の間の強い紫外線によるダメージ、暑さによる体への蓄積された疲れが現れるタイミング、気温が下がり始める時季で女性ホルモンのバランスが崩れやすいなど、さまざまな原因が考えられます」(浜中先生・以下同)

 

平均的な人で毎日80~100本は抜け毛があるといわれているが、実は同じ程度のペースで新しい髪も育っている。ところが、ヘアサイクルが乱れて抜け毛のペースが新しい髪の生えるペースを上回ると薄毛になっていくのだという。

 

更年期世代の女性は女性ホルモンのバランスが崩れやすく、頭皮にも影響が出やすいが、秋口はそれが顕著に出やすい季節なのだ。

 

「さらに最近増えているのが、新型コロナウイルスが原因とみられる脱毛です。急激に体に負担がかかったことが要因だと思われますが、それだけ体がギリギリのところまで追い込まれたわけです。コロナに感染した後の抜け毛のお悩み相談は多いです」

 

そんな「薄毛・抜け毛」の悩みは誰にも相談できないことがいっぱい。そこで、「薄毛・抜け毛」にまつわるQ&A。浜中先生に話を聞きました。

 

【Q1】薄毛は遺伝するもの?

A:女性の場合は後天的な要素もあり、断定できません。

 

「母親や祖母もそうだったという相談者の方もいらっしゃいますし、遺伝の影響もゼロではありませんが、女性の場合は原因が複雑で、男性型脱毛症(AGA)のように、父親もAGAだったからといったわかりやすい薄毛ばかりではありません。薄毛の原因として、加齢によるホルモン低下によるもの、ストレス、強い紫外線、アトピー性皮膚炎のような免疫性疾患によるもの、精神的なもの、その他疾患や頭皮トラブルによるものなど、さまざまです」

 

【Q2】育毛剤・発毛剤は何を使えばいい?

A:ミノキシジルが入っているものが治療効果が高い薬剤です。

 

「育毛剤は頭皮環境を整えて今生えている髪を強くしますが、直接的に髪を生やす役割までは担っていません。発毛を促すためには、発毛剤を使って頭皮の奥にある毛母細胞に働きかけます。発毛成分として有効なのがミノキシジルです。市販の発毛剤にもミノキシジルが入っているものがありますが、女性の薄毛は要因が複合的な場合もあり、そうなると総合的に整える必要があります。そういう場合は早めにクリニックに相談するのがよいでしょう」

 

 


 

【Q3】ダイエットをしたら髪が抜けるって本当?

A:はい。過度なダイエットは抜け毛の原因になります。

 

「髪を作るのはケラチンというタンパク質ですが、髪が作られるのは体のなかでも最後です。急激な体重減少を引き起こすような過度なダイエットをすると、髪に栄養が行き届かなくなり、新しい髪が作られないまま抜け毛ばかりとなり、薄毛の原因につながります。髪は女性にとって若々しさの象徴。ほっそりした体形に憧れたとしても、痩せすぎは不自然です。髪の健康を考えると、精神と体の両方を整え、過度なダイエットは見直しましょう」

 

【Q4】発毛外来に行くのが怖い。女性も行っていいの?

A:はい。女性患者さんは年々増加中。女性専門のクリニックもあります。

 

「10~20年前に比べ、髪の悩みについて打ち明ける女性が目立ってきました。当クリニックも年々来院者数は増えていて、その多くは40代以上の女性です。ホルモンバランスの乱れる年代から髪の悩みが大きくなる傾向にあるようです。そうした悩みを抱える女性が多いことから、当院も女性の頭髪専門のクリニックとして展開しています。全国にも女性専門のクリニックは増えているので、一度相談してみてはいかがでしょうか」

 

【Q5】女性の薄毛にもタイプはあるの?

A:あります。女性の薄毛の原因とタイプは男性よりも複雑です。

 

「『びまん性脱毛症』といって、頭頂部から徐々に薄毛部分が広がり、髪の分け目が透けて見えるようになる症状が、女性に最も多いタイプです。更年期で女性ホルモンの低下によって目立ちやすい『FAGA(女性の男性型脱毛症)』や、ずっと縛った髪形による『牽引性脱毛症』など前頭部から薄くなることもあります。ほかにも、十円玉のように丸い脱毛が発生する『円形脱毛症』、脂漏性皮膚炎などの『頭皮トラブルによる脱毛症』などいろいろあるのです」

 

【Q6】シャンプーは何を基準に選べばいいの?

A:自分の頭皮のタイプと髪質で決めましょう。

 

「シャンプーの目的は頭皮を洗うことなので、地肌へ負担の少ないものを使用してください。シャンプーは、頭皮への負担が少ないアミノ酸系、一般的な高級アルコール系、洗浄力にすぐれたせっけん系の3つに分けられます。髪を夜洗う場合、洗いあがり、翌朝、夕方と3回にわけて地肌と髪の状態を確認し、頭皮が乾燥気味な人にはアミノ酸系、頭皮がオイリーな人には高級アルコール系、頭皮が正常な人にはせっけん系のシャンプーがおすすめ」

 

一般的に、アミノ酸系は『ココイルグルタミン酸TEA』『ココイルグルタミン酸Na』『ラウロイルグルタミン酸Na』、高級アルコール系は『ラウリル硫酸Na』『ラウレス硫酸Na』『ラウレス塩酸アンモニウム』、せっけん系は『せっけん素地』『脂肪酸Na』『脂肪酸K』などの成分が入る。

 

【Q7】ウイッグにはまだ抵抗あり。蒸れたりトラブルは起きない?

A:ウイッグを清潔に保ち、頭皮環境を整えて上手に付き合えば大丈夫!

 

「医師として特定のメーカーやショップをおすすめすることはありませんが、ウイッグは変身願望をかなえてくれる、女性が楽しめる有効なアイテムだと考えています。タイプも部分や全体を覆うもの、色やスタイルもさまざま。一目見てウイッグとは思えない自然に見えるものもあります。目的に応じて選んでください。ただし、蒸れやすい季節は外出時にだけ着用し、帰宅後は外しておいたほうがよいでしょう。そして、使用後は清潔に保つよう正しくメンテナンスをしましょう」

 

【PROFILE】

浜中聡子

クレアージュ エイジングケアクリニック総院長。発毛治療を中心に女性の頭髪の悩みに向き合う

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