夏のむくみ対策は食事から…アボカド、しょうがで水出し&代謝促進を

投稿日:2022/06/24 11:00 更新日:2022/06/24 11:00
夏のむくみ対策は食事から…アボカド、しょうがで水出し&代謝促進を
夏場はむくみが生じる要因がいくつも…(写真:アフロ)

「暑くて湿気の多い季節になると、ジュースやアイスなど冷たいものを多く取ったり、エアコンの効いた涼しい部屋で長時間過ごすなどして、体を冷やしがちです。これらは“夏のむくみ”を招き、そこからだるさや疲れが取れないなどの原因になってしまうので、注意が必要です」

 

こう話すのは、イシハラクリニック副院長の石原新菜先生だ。夏場になると手足などに現れるむくみ。そのメカニズムを石原先生は次のように解説する。

 

「体内の毛細血管から細胞にしみ出た水分は、通常は代謝によって細胞の中に戻るものなのですが、代謝が落ちていると、体内の“水はけ”も悪くなってしまいます。これがむくみにつながるのです」(石原先生・以下同)

 

夏は水分摂取量の増加にともなって細胞からしみ出る水分の量も増える。このため、夏場はどうしてもむくみが生じやすいという。

 

水分だけでなく、塩分もむくみに関係しているそうだ。

 

「適度な塩分は体に不可欠ですが、取りすぎるとナトリウムが水分をため込もうとしてしまうため、むくみを悪化させます」

 

■夏のむくみ対策には夏野菜の栄養素を活用

 

このほか冷えや運動不足など、夏場はむくみが出る要因がいくつも……。いまのうちから対策を講じておきたいところだが、石原先生はまず食材の栄養素を活用することを推奨する。

 

「むくみを解消する代表的な成分がカリウムです。カリウムには水分を体外に排出する働きがあり、夏野菜にはカリウムが含まれているものが多くあります」

 

きゅうり、とうもろこしなどがその代表例だ。ほかにも、ほうれん草や里いも、バナナ、落花生(ナッツ類)、ワカメ(海藻類)などにカリウムが豊富に含まれる。意外な食材はアボカド。アボカドにはバナナの約2倍ものカリウムが含まれているのだそう。

 

「気をつけてほしいのは、カリウムは水分に溶け出しやすいという性質がある点。食材をそのまま丸ごと食べる場合はいいのですが、調理したものを食べるときは、栄養分を取りこぼさないように汁まで飲み干すようにしましょう」

 

血流を促進して代謝を上げる食材には、カプサイシンなどの辛み成分を含んだものがある。

 

「しょうがやとうがらし、わさびなどに含まれる辛み成分はそれぞれ異なりますが、いずれも血流を促し、代謝をアップさせる働きがあります。たまねぎなど、ねぎ類に含まれるアリシンにも血流促進作用がありますから、積極的に取りたいですね」

 

 


夏場はむくみが生じる要因がいくつも…(写真:アフロ)

 

■あずきは自律神経を整える働きも

 

また、便秘に悩まされがちな人は体内に老廃物がたまりやすく、体がむくんでしまう傾向が。食物繊維の多い根菜類やきのこ類をしっかりと食べて腸内環境の改善に努めよう。

 

食物繊維には水溶性と不溶性のものがあるが、特に不溶性のものを多く含む根菜類が便秘には効果的だ。緑茶のカフェインやあずきに含まれるサポニンには利尿作用があり、体に不要な水分の排出につながる。

 

「あずきはカリウムも豊富で、昔からの民間療法には、あずきを煮出した汁を飲むという健康法があるほどです」

 

そして、スプラウト類には、スルフォラファンというフィトケミカルが豊富に含まれており、抗酸化作用や解毒作用が強く、発汗作用やデトックス効果がある。

 

これらの食材を積極的に取ることでむくみの改善が期待できるが、加えて体を温める習慣も大切だと石原先生は話す。ホットドリンクや入浴で体を温める、適度な運動で体を動かす、腹巻きなどをして冷えを防ぐなどを心がけたい。

 

「夏場は外と室内の温度差が大きく、体に負担がかかりやすい季節です。内臓が冷えたままだとむくみからくる冷えにより、免疫力が低下して、健康を害しかねません。夏だからこそ“温活”を心がけることがとても大切です」

 

むくみ改善食材をフル活用し、体も心もスッキリとした状態で夏本番を過ごそう。

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