五輪の開催が決まった翌日、突如ストップ高になった巴コーポレーション。鉄塔、橋梁の建設で知られるが、なぜ急上昇したのか。この動きを予想していたSBI証券の藤本誠之氏が耳打ちする。

 

「同社は体育館を建設するパイオニアでもあるからです」。「風が吹けば桶屋が儲かる」の喩えどおり、あるニュースが意外な銘柄の株価に影響する例は多い。投資のプロに聞いた。

 

○五輪開催決定

「スポーツブームがさらに過熱する。写真撮影サービスを展開するフォトクリエイトはおもしろい」(株式情報番組『日経CNBC』コメンテーター・岡村友哉氏)

 

「オカモトや相模ゴム工業などのコンドームメーカー。ロンドン五輪の選手村では約15万個が無料配布されましたから」(カブドットコム証券・河合達憲氏)

 

「スポーツ大会を企画・運営するセレスポが業績を上げそう。企業PRのため、スポーツイベント開催を依頼する企業が増えます。同社は地鎮祭、竣工式の設営も行っている。建築着工数増加に応じ、需要も増えるでしょう」(200万円を2億円にした個人投資家・DAIBOUCHOU氏)

 

 

○外国人観光客の増加

円安が進めば外国人観光客が増加する。そこで、「お土産に人気の象印マホービンや、セリアやキャンドゥといった100円ショップも業績がよくなるでしょう」(前出・藤本氏)

 

「ホテル業界の活況で、クリーニング需要が増えた白洋舎が業績を上方修正しています」(前出・岡村氏)

 

○スマホ関連

ドコモのiPhone発売で盛り上がるスマホ市場だが、「クラウド化が進み、データセンター需要は増すばかり。業界大手さくらインターネットは石狩に省エネ仕様の巨大データセンターを建設中で、電気代が上がれば価格競争が上がります」(前出・DAIBOUCHOU氏)

 

また、こんな意見も。「眼精疲労を訴える人が増え、ロート製薬や『PCメガネ』が順調なジェイアイエヌといった銘柄も注目です」(前出・藤本氏)

 

 

○“産業革命”関連

いま再注目の技術革新が、3D(立体)プリンター。メーカーや立体物の材料メーカーはすでに高騰。だが、「ヤマダ電機が販売開始するなど、普及は加速しています。大量に部品を使用するモーター関連が業績を上げるでしょう。日本電産、ミネベアなどが狙い目です」(前出・藤本氏)

 

「企業や団体のイベント展示事業を展開する博展は、今後3Dプリンターを使っての仕事が増える。関連銘柄です」(前出・岡村氏)

 

目のつけどころが勝負だ。

 

(週刊FLASH 10月15日号)