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(写真・神奈川新聞社)

2020年の東京五輪・パラリンピックの事前キャンプを県内で行うアフリカ・エリトリアと交流を深める「SKY(スカイ)プロジェクト」が23日、横浜市内などでスタートした。第1弾として、同国で最も有名なマラソン選手ヤレド・アスメロン選手(36)が横浜や川崎市内の保育園を訪問し、園児と鬼ごっこなどを楽しんだ。

 

SKYプロジェクトは、東京五輪事前キャンプを機に同国と交流を深め、スポーツの振興(S)、教育文化の向上(K)、友好関係の構築(Y)を目指すプロジェクト。事前キャンプの協定を結んだ県、小田原市、箱根・大磯町などが実施する。

 

この日、横浜市青葉区の青葉台保育園・幼稚園を訪れたヤレド選手は、エリトリアの旗や垂れ幕を持って出迎えた園児約150人の一人一人と握手を交わし、「私は朝と午後に毎日練習している。練習を続ければ誰でもいい選手になれる」と園児らを激励。

 

園庭ではランニングをしたり、鬼ごっこをしたり。参加した児童(6)は「ヤレド選手は足が速くてかっこよかった。オリンピックに出たくなった」と話していた。

 

ヤレド選手は「日本とエリトリアは、人々を尊重したり伝統を大事にしたりするところが似ている。交流を続ければよい友達になれるだろう」と期待を寄せていた。

 

24日には横浜市内の中高生がエリトリアへのメッセージを記した紙飛行機を飛ばすほか、28日には小田原市中里の市川東タウンセンターマロニエでエリトリアを紹介するブースを出展する。

 

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