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(写真・神奈川新聞社)

地元産木材を使った学習机の天板作りに、相模原市緑区の市立青根小学校の全校児童6人が取り組んでいる。17日は、木材の切断とやすりがけ作業に挑戦。完成間近となった手作りの天板を触り、「早く使いたい」と目を輝かせた。

中山間地域にある同校。天板作りは社会科で林業を学ぶため、地元の林業会社を招いたのがきっかけで実現した。同社からヒノキとスギが提供され、これまでの作業で3枚の細長い板を接着剤でつなげて、天板に使える幅にした。

この日は、子どもたちがノコギリで合板を縦45センチ、横60センチに切った後、真剣な表情でやすりがけをした。「手が痛い」「疲れた」など苦戦しながらも、作業後は、表面が滑らかになったお互いの天板を触り合って笑顔を見せた。

今後、天板の角を削ったり、ニスを塗ったりして、学習机として使う予定。23日に卒業式を迎える6年生3人は、進学先の市立青根中学校に机を持っていく。男子生徒(12)は、「小学校の思い出が詰まっている机で、中学校でも頑張って勉強したい」と話していた。

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