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(写真・神奈川新聞社)

横須賀市芦名沖の定置網に巨大なウバザメが掛かり、29日朝に近くの佐島漁港へ水揚げされた。相模湾では「10年に一度」とされる珍客。漁船で移送し、クレーンで岸壁へ引き上げる大掛かりな作業に、地元の漁業関係者は大わらわとなった。

捕獲されたのは全長約6メートルのメスで、重さ1トン超と推定される。シコイワシなどを狙う小型定置網の中で見つかった。

同湾では過去40年間で数例の捕獲記録しか残っておらず、この日は県内3カ所の水族館職員が駆け付けたほど。餌のプランクトンを求めて浅い海に浮上してきたとみられている。

巨体ゆえに全体をはく製にするのは困難といい、関係者は頭部やヒレなどを標本化できないか検討している。大楠漁業協同組合(同市佐島)の職員は「漁師の収入にはならないが、貴重な研究資料になってくれれば」と話していた。